PCゲーム - オンラインゲーム - シミュレーション

   実在のプロ野球選手をカードとして入手することでオーダーを決定し、ネットワークを介して他のユーザーと対戦するオンラインスポーツシミュレーションゲームの初心者用パック。クライアントソフトが収録されたDVD-ROMに「超すごいビギナーズガイド」が同梱されているので、スポーツゲーム初心者でも安心してはじめることができる。オンラインゲームといっても基本的に月々の課金はなし。

   あらかじめペナントレースのスケジュールが組まれているから、 ログアウトしている時間にも自動的に試合が開催される。ログインできないときは、試合結果と選手の組み合わせを調整しておくだけで大丈夫なので、帰宅時間や休日が一定でない人など、どんな生活スタイルの人でも気軽に楽しめるのが嬉しい。なお有料の「プラチナ会員」になれば他のプラチナ会員とトレードを行ったり、公式戦の獲得ポイントが1.4倍、スキル合成が自由になると言ったサービスを受けられる。まずは一度遊んでみて欲しい。（三井貴美子）

   インターネットを介して最大50対50、合計100人ものプレイヤーによるリアルタイムな対戦が楽しめる多人数同時参加型アクションロールプレイングゲーム「ファンタジーアース ゼロ」のクライアントソフトに、ゲーム上では販売しない武器や防具などのオリジナルアイテムや、各種消費系のアイテムといった多彩な特典アイテムを同梱したお得なパック。本ゲームでプレイヤーは、ゲーム内に存在する5つの国家のうちどれかに所属し、戦争による領土拡大で国家の繁栄を目指して多くの戦友と一緒に戦うことが可能。戦争は自分で起こすこともすでに起きているものに参加することもできる。

   また対プレイヤーとの戦闘だけでなくモンスターとも戦える。特典は、男女共通装備の防具、ウォリアー武器3種・スカウト武器2種・ソーサラー武器1種のパッケージ限定オリジナル武器セット、使用してから3時間の間は経験値が2倍になる「精練の書」5冊、4秒ごとにHPが一定量回復し持続時間48秒の「ハイリジェネレート」99個など計6種。初めて本作をプレイする人にとってはありがたく、すでに遊んでいる人にとってはレアアイテムや消耗品を大量にゲットできるので、是非手に入れておきたい。（三井貴美子）

 『ウォークラフト 3』は、ファンタジーの世界を舞台に、人間、オーク、アンデッド、ナイトエルフの4種族のいずれかを操って世界の支配権を争うリアルタイム3Dロールプレイング・シミュレーションゲーム。プレイヤーは森林や金などの資源を採取し、これらを消費して建物や部隊を組織するためのユニットを作成。組織した部隊を指揮しながら敵陣に攻め込んだり、自陣を防衛したりする。複数人とのネットワーク対戦に対応し、プレイヤー間での資源の交換も行えるので戦略性の高いチームプレイが実現可能だ。本タイトルは、この『ウォークラフト 3』にさまざまなユニットやアイテム、壮大なキャンペーンシナリオを追加するための拡張キット。

   新シナリオでは、氷河に幽閉された究極の力を持つリッチキングと、その力を利用しようと企むデスナイト、そして最強の力を求めて戦い続ける「イリダン」の間で繰り広げられる戦いが描かれる。キャンペーン間で展開されるストーリーCGは秀逸で、まるで映画を観ているかのような錯覚を覚えるほどだ。追加されるヒーローは各種族に1種類と、誰でも使用できる中立ヒーローが5種類。これに加えて新たなアビリティや呪文を備えたユニットなども登場する。また、各種族ごとのアイテムショップが追加され、アイテムやアビリティを供給する中立の建物もバージョンアップされた。

 『ウォークラフト 3』にハマっているプレイヤーならば、見逃す手はない拡張キットだろう。（秋月昭彦）

 『WARCRAFT 3』は、ファンタジーの世界を舞台に、ヒューマン、オーク、アンデッド、ナイト・エルフのいずれかを操って世界の支配権を争うリアルタイム3Dシミュレーションゲーム。プレイヤーは金や森林などの資源を採取し、これらを消費して部隊を組織するためのユニットや建物を作成し、組織した部隊を指揮しながら敵陣に攻め込んだり、自陣を防衛したりする。

   複数人とのネットワーク対戦に対応し、プレイヤー間での資源の交換なども行えるので戦略性の高いチームプレイが実現可能だ。本タイトルはその『WARCRAFT 3』拡張キットであり、種族の力を補完する能力を備えた新ヒーロー4体と、すべてのプレイヤーが使用できる中立のヒーロー5体を追加。さらに、各種族向けのアイテムを購入できるプレイヤー・ビルドショップや、アイテムとアビリティを供給する中立の建物なども加えられ、より高度で熱いプレイを満喫できるようになっている。

   このほか、1人でじっくりプレイするキャンペーンが新たに4本用意され、マップ作成や呪文設定ができるワールドエディターなども強化。『WARCRAFT 3』の世界をこれまで以上に楽しめる拡張パッケージとなっている。なお、本タイトルをプレイするには『WARCRAFT 3』本体が必要だ。（秋月昭彦）

   放送終了後も不動の人気を誇るロボットアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズ。本作はその原点ともいうべき、ファーストガンダムの舞台となった「1年戦争」にスポットをあてたネットワーク専用シミュレーションゲームで、プレイヤーは連邦軍かジオン軍いずれかの一員として参戦し自軍を勝利に導いていく。

   ゲームではサーバーごとに「1年戦争」が行われており、プレイヤーは任意の1年戦争に参加可能だ。それぞれの戦争にはタイムリミットが設定されており、ただ時間が過ぎるだけでなく必ず決着がつく点がプレイ意欲を高めてくれる。ゲームシステムはターン制で攻防するストラテジーゲーム風だが、本作では一旦戦闘が開始されるとプレイヤーは一切の指示ができず、戦況を見守るだけという点は好みが分かれるところだろう。

   本作最大の魅力はやはり、アムロやシャアなどアニメでおなじみのキャラクターたちとおなじ戦場で戦える点だ。ほかにも原作では語られなかった作成への参加もできるなど、ガンダムファンにはたまらない要素を満載したファン必携の1本だ。（近藤大介）

   仮想の星系「マスカット星系」に住み、農業を柱に生活するという世界観を持つオンラインシミュレーションゲーム。プレイヤーは新人農夫として、砂漠のあるアラーレ星、雪の降るババロア星、マーマレード星、カリント星といった惑星の中から自分の好きな星を選び、その星にある村のいずれかに「入植者」として住むことができる。そこで村人として土地を買い、家を建て、畑を耕すことで生活を豊かにしていくのだ。育てられる野菜は環境によって異なるので、住む場所によって生活が変わってくるのがおもしろい。

   職業は農夫以外にもトラップ屋、タネ屋、道具屋などに転職することが可能。ほかのプレイヤーと話したり、収穫したアイテムを売買するなど、コミュニケーションをとることもできる。ゆっくり楽しめるゲームなので初心者でも操作しやすく、カラフルで不思議なデザインはプレイヤーをほのぼのとした気分にしてくれる。1人で遊ぶゲームに飽きてきたら、バーチャル社会でもう1つの人生を楽しんでみるのもいいだろう。（三井貴美子）

   ファンタジーの世界を舞台に、ヒューマン、オーク、アンデッド、ナイト・エルフの4種族のいずれかを操って、世界の支配権を争うリアルタイム3Dロールプレイング・シミュレーションゲーム。

   プレイヤーは金や森林などの資源を採取し、これらを消費して建物や部隊を組織するためのユニットを作成。組織した部隊を指揮しながら敵陣に攻め込んだり、自陣を防衛したりする。複数人とのネットワーク対戦に対応し、プレイヤー間での資源の交換なども行えるので戦略性の高いチームプレイが実現可能だ。このほか、マップの作成、ユニットや呪文の内容などを設定できるワールドエディターも搭載されており、飽きることなくじっくり楽しめるゲームといえる。

   なお、英語版からのローカライズとなる本タイトルは、セリフや説明がライトユーザーにもわかりやすように翻訳されている。ただし、音声はゲームの雰囲気を壊さないよう英語のままとなり、日本語は字幕として表示される。（秋月昭彦）

   シム人と呼ばれるキャラクターにさまざまな指示を出し、思い通りの生活をさせる人生シミュレーションゲーム『シムピープル』。この『シムピープル』をネットワークを通じて大勢のプレイヤーと楽しめるのが本タイトルだ。

   プレイヤーは郊外の住宅地に住むシム人の1人となり、ほかのプレイヤーが操るシム人と食事したりパーティーを楽しむなど、バーチャル世界での生活を気ままに満喫できる。シム人は200通りの顔と250通りのボディを組み合わせて作成するので、個性的なキャラクターにすることが可能。また、コミュニケーションを楽しくする要素も盛りだくさんで、チャット機能、ジェスチャー機能もついている。もちろん、仕事もしなければならないが、ほかのプレイヤーと共同で作業したり、お店やカジノを作ればみんなに利用してもらえるので、退屈することはないだろう。
   なお、本タイトルは英語版であり、日本語マニュアルが同梱されている。（秋月昭彦）

   世界じゅうに多くのファンをもつ、ネット対戦型ロールプレイングゲームの最新版『DiabloⅡ』の本編+拡張セット版。

   鬼神ディアブロが、自らをうち滅ぼしたヒーローの肉体に乗り移り、人類総奴隷化の野望を他の魔王と再開。これに対抗するという、聖界と魔界の戦いを描くダークファンタジーだ。

   プレイヤーは女戦士「アマゾン」、荒々しい民族「バーバリアン」、魔術使い「ネクロマンサー」、信仰に敬けんな騎士「パラディン」、女魔道師「ソーサレス」という、能力の違う5つの種族の中から好きなキャラクターを選んで敵と戦う。ネットワークで見つけた「仲間」といっしょに冒険すれば、バーチャルな世界がよりリアルに感じられて楽しさも倍増だ。

   強化された「Battle.netシステム」により最大8人のネット対戦プレイが可能となり多人数での冒険が可能となった。また、6つのクエスト、2種類のキャラクタークラス、武器、防具、マジックアイテムや、新たな敵などが多数追加されたコンプリート版なので、前作をやり尽くした人はもちろん、シリーズ未体験の人にもおすすめ。（三井貴美子）

   日本に似た架空の島国を舞台にしたシミュレーションRPG『VM JAPAN』に、新しい機能やデータを追加するソフトウェア。『VM JAPAN』は、プレイヤーが幻魔使いの1人となって召還した複数の幻魔を操りながら敵の幻魔使いと戦う、ビジュアルの美しさと、単純なルール、奥の深いゲーム性で定評のあるネットワーク対応のゲームだ。

   本タイトルを利用することで、『VM JAPAN』に新しく霊峰富嶽地方と、この地方にある9つの戦場で繰り広げるトーナメントモードを追加する。新戦場はすべて対等な条件で構築されているので、より白熱したネット対戦を楽しめるようになった。また、従来のマップをすべて一新し、戦局を左右する術の種類も追加。

   このほか、幻魔使い10人と幻魔4体が新たに加わり、さらにダルク・ファクトやピュラー、ドーラ、リリアなど、ファルコムの歴代キャラクターもゲストで登場する。『VM JAPAN』をより深く楽しみたい人におすすめのパワーアップキットだ。（秋月昭彦）

   魏・呉・蜀が覇権を争う中国の三国時代を舞台にしたネットワーク対応リアルタイム戦略シミュレーションゲーム。プレイヤーは武将となって軍勢を率い、大胆かつ繊細な戦略を展開したり、敵の補給線を断つなどしながら都市を争奪する。

   兵力や兵糧の自動補給システム、戦局を一変させる強力な兵器、妖術、行軍術、水軍術を開発するシステムを搭載し、これらを利用した知的駆け引きが勝利への重要なポイントとなる。ゲームはプレイヤー同士で対戦するほか、同盟を作って協力しあうことも可能。当時の中国をほうふつとさせるきれいなグラフィックスと音楽、そして掲示板、ランキング、アイテム交換といった機能がゲームを盛り上げる。コーエーの三國志シリーズのファンや、戦争SLG好きの人にいちおしのネットゲームだ。

   なお、本タイトルは日本国内のユーザー同士としか通常はプレイできないが、日本、韓国、台湾のユーザーが同時に参加できる大会なども予定されている。（秋月昭彦）

   城塞、拠点という意味をもつ本タイトルは、中世ヨーロッパの城と城下町を舞台にしたリアルタイムSLG。プレイヤーは城を造ることで、民を集め、お金を得、資材や食料などを生産する。さらにそれらを消費しながら兵を雇い、武器を造り、周囲に塔や堀などの設備を配置して、より強固な城を作り上げていくのである。

   ゲームモードは、攻城戦や防衛戦を楽しむ「戦略ゲームモード」と、戦闘を行わずに領地の発展のみを楽しむ「経済ゲームモード」の2種類を用意。前者は21のミッションからなるミリタリー・キャンペーンや、実在する歴史的な城を攻撃する攻城ミッションなどがある。また経済ゲームモードでは王国の再建を中心とする政治経済キャンペーンや、目標のないフリー・プレイなどが用意されている。

   ネットワークを通じて最大8人との対戦することが可能であり、マップとシナリオを作成するエディタも搭載されているので、自作のオリジナルミッションを複数のプレイヤーで対戦して遊ぶのもおもしろい。（秋月昭彦）

   郊外の住宅地を舞台に、そこに住む人の生活を導いていく人生シミュレーションゲーム。プレイヤーは「シム人」と呼ばれるキャラクターを作成し、彼らにさまざまな指示を出して思いどおりの生活をさせていく。
   指示できる内容は「会話」、「食事」、「キス」など多岐にわたっており、職業に就かせたり、近所のシム人と恋愛させるといったことも可能。トイレを我慢させすぎると漏らしてしまうなど、芸も細かくてユニークだ。全体的に自由度の高いゲームとなっているので、自分があきらめてしまった夢をシム人に託してシミュレートするというのも面白いのではないだろうか。
   なお、本タイトルには過去に発売された3つのデータセットを収録している。120種以上のアイテムを収録した「ハッピーライフ」、パーティーアイテムを収録した「パーティーフィーバー」、デートアイテムと追加感情表現を収録した「ラブラブデート」によって、より幅広い楽しみ方ができるようになっている。（秋月昭彦）

 『ウォークラフトIII』は、ファンタジックでユニークな4種族が織りなす、戦略ゲームとRPGが融合した、世界的人気を誇るファンタジー・ロールプレイングゲームだ。

   プレイヤーはいずれかの種族を操り、戦いを勝ち抜いていくことになる。高度な3Dで表現されたファンタジックな世界は、美しいだけではなく土地の形状によって戦略上の優劣を決定する要素にもなっている。「ワールドエディター」を使用すれば、3Dマップの作成、ユニットや呪文の内容などが設定でき、オリジナル・シナリオを描くことも可能だ。

   また、本ソフトを開発したブリザード社が無料提供しているインターネットゲーミング・ネットワーク「Battle.net」を利用してのネットワーク対戦も可能。ひとつのゲームで最高12人までが同時にプレイでき、チームプレイやクエストなどさまざまなゲームタイプも選択できる。プレイヤー同士でのユニットの共有、資源の交換もでき、ネットワークゲームの醍醐味を味わえるだろう。（三井貴美子）

   大人気SF映画「スター・ウォーズ」の世界を背景としたリアルタイム戦略シミュレーションゲーム。プレイヤーは映画に登場する各勢力を指揮し、最終的に銀河系を統一するのが目的のゲームだ。
   ゲーム本体の『スター・ウォーズ ギャラクティック・バトルグラウンド』と拡張キットが1つになったパッケージソフトとなっており、映画「スター・ウォーズ　エピソード2／クローンの攻撃」のストーリーに沿った14のシナリオや、共和国と独立星系連合の2つの新勢力、200以上ものユニットなどが追加されている。もちろん、エピソード2に登場するアナキン・スカイウォーカーやオビ＝ワン・ケノービといった主要キャラクターも登場。
   全体的なゲームバランスを調整するといった変更は加わっているが、日本の声優陣によって吹き替えられた声、戦略ゲーム『Age of Empires II』から引き継がれたゲームシステム、同時に8人まで対戦できる機能などは健在だ。（秋月昭彦）

   日本によく似た架空の島国「和国」を舞台にしたシミュレーションRPG。プレイヤーは幻魔使いの1人となり、召還した複数の幻魔をうまく操りながら敵の幻魔使いと戦う。

   このゲームの大きな特徴は非常に洗練されたビジュアルにある。美しい背景は目を見張るほど細かく、攻撃時などに表示されるアニメーションはスムーズかつ派手。画面を見ているだけでも楽しくなってくる。用意されているモードはシナリオ、フリー、ネットワークの3種類。本編となるシナリオモードでは、8人の個性的な幻魔使いをめぐるストーリーが繰り広げられる。このモードは難易度の選択ができるので、初心者でも物語を楽しみながらじっくり遊ぶことが可能だ。

   また、フリーモードではCPUと対戦することができ、ネットワークモードではインターネットをとおして他のプレイヤーと戦うことができる。なお、初回限定版はオリジナルサウンドトラック『VM JAPAN』と交響幻想曲『白き魔女』を同梱。（秋月昭彦）

   サッカークラブの代表兼監督となって世界最強を目指す、サッカークラブ育成シミュレーションゲーム。プレイヤーはJリーグに参加させる新クラブチームをつくり、決められた資金の中で施設を充実させ、選手を育成・獲得することでクラブを強化していく。
   ドリームキャスト版『サカつく特大号2』で定評のあったこなれたゲームシステムと、2002年3月2日時点のJリーグデータを搭載。実在する選手を使って、思いのままのチームが育成できるうえに、クラブの運営や経営にもじっくり取り組めるのがうれしい。PC版ではマウスのみによるゲーム進行が可能になったほか、試合シーンの時間を等倍～4倍速のあいだで自由に設定できるなど、よりスムーズにゲームが楽しめるようになっている。
   サッカーゲーム好きの人にはもちろんのこと、一般のサポーターの人にも十分楽しめるゲームだろう。育てた自慢のクラブは、Eメールで他のプレイヤーとデータ交換して、互いに対戦させてみるのもおもしろい。（秋月昭彦）

   現代戦をテーマとしたリアルタイム戦略シミュレーションゲーム。プレイヤーは陸海空の3軍を率いる司令官となり、各部隊の指揮や兵器の生産などを行いながら敵軍と戦っていく。
 「大戦略」シリーズは戦略ゲームの定番の1つともいわれているが、本タイトルはその集大成となるソフトだ。過去にリリースされた大戦略IV用マップ全70枚とエキストラマップ7枚を収録し、米国やイスラエル、中国、日本など6タイプの兵器も246種類が用意されている。また、従来は自動操作と半自動のみだった部隊操作も、完全手動操作機能の追加により、自由に操ることが可能になった。
   このほかにも、大戦略IVシリーズファンにはうれしい大戦略IVスクリーンセーバーやBGMのMP3ファイルが収録されており、まさに「コンプリートボックス」の名にふさわしい充実した内容と完成度になっている。なお、本タイトルはLANに対応しており、会社や家庭などのLANを通じて2人で対戦することも可能だ。（秋月昭彦）

   コンビニのオーナーとなり、経営戦略から店頭での販売戦術までを体験できるユニークなシミュレーションゲームの第3弾。小さな店舗からスタートし、どんどんチェーン展開することで成功を収めるのが目標。ライバルチェーンとの競争や、「お客様」の行動、社員に応募してくる個性的な「人材」など、リアルな設定がこのゲームの魅力となっている。

   シナリオも「町を活性化して首都を移転させる」など、さまざまな目標に沿ったものとなっており、初級をクリアしたら中級、上級と難易度を上げたり、前回の失敗点をふまえてやり直すなど何度でも楽しむことが可能。経営には商品、顧客情報に知名度や認知度、流行性、宣伝や口コミなどのPR戦略などを考慮することが必要で、店舗経営を目指す人の学習ソフトとしても利用できるかも。

   インターネットに接続すれば、自分の考えたオリジナル商品などをほかのユーザーにも公開＆ダウンロードしてもらうこともでき、自分の商品が人気ランキングに載れば楽しさも倍増だ。（三井貴美子）

   石器時代から近未来戦争まで、50万年間にわたる壮大なストーリーをもつリアルタイム戦略シミュレーションゲーム。プレーヤーは地球上のひとつの文明を担当し、農地開拓や資源発掘、人口増大や技術に進歩を指揮し、戦争を行って勝利を目指していく。ギリシャ、ドイツなどの歴史上の文明を選択できるほか、独自の文明を設定することも可能だ。もちろん、ナポレオンやロンメルなどの歴史上の人物を登用することもできる。

   用意されたシナリオをクリアしていく「キャンペーンモード」のほか、プレイするたびに地形が変わる「ランダムマップ」、独自のシナリオが作成できる「シナリオエディタ」機能を搭載。LANやインターネットを介して最大8人まで同時プレイできるマルチプレイ機能を使えば、人間同士のかけひきなどを存分に楽しめる。（三浦一紀）

   放送終了後も不動の人気を誇るロボットアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズ。本作はその原点ともいうべき、ファーストガンダムの舞台となった「1年戦争」にスポットをあてたネットワーク専用シミュレーションゲームで、プレイヤーは連邦軍かジオン軍いずれかの一員として参戦し自軍を勝利に導いていく。

   ゲームではサーバーごとに「1年戦争」が行われており、プレイヤーは任意の1年戦争に参加可能だ。それぞれの戦争にはタイムリミットが設定されており、ただ時間が過ぎるだけでなく必ず決着がつく点がプレイ意欲を高めてくれる。ゲームシステムはターン制で攻防するストラテジーゲーム風だが、本作では一旦戦闘が開始されるとプレイヤーは一切の指示ができず、戦況を見守るだけという点は好みが分かれるところだろう。

   本作最大の魅力はやはり、アムロやシャアなどアニメでおなじみのキャラクターたちとおなじ戦場で戦える点だ。ほかにも原作では語られなかった作成への参加もできるなど、ガンダムファンにはたまらない要素を満載したファン必携の1本だ。（近藤大介）

   神となって奇跡を次々に起こし、人々の信仰を集めてその力を増大させていくシミュレーションゲームに、拡張キットがセットされた製品。
   スタート時点では神の力は弱く、できることも限られているが、人々の信仰心を集めることで、雨を降らせたり火をおこすといった「ミラクル」が使えるようになる。人々の信仰心は彼らを感動させることで高めるのだが、生産的なことで感動させると「良い神」、破壊的なことだと「邪悪な神」として成長していく。また、村を発展させる「使徒」を任命したり、後々の戦いで重要な役割を担う神の代理人「クリーチャー」（動物の姿をしている）を育てることも可能だ。
   ゲームの操作は、移動からミラクルの発動まで、すべてマウス1つでできてしまうので非常に簡単。たとえば、画面に記号を描くようにマウスをドラッグすると、その形によって「ミラクル」が発動する。画面に余計なメニューやアイコンなどがないので見やすく、快適にゲームを楽しむことができるだろう。拡張キット『ブラック&ホワイト クリーチャー島 拡張キット』は、クリーチャーを中心にしたシミュレーションゲームとなっている。プレイヤーはたくさんのクリーチャーが暮らす島で、自分のクリーチャーを生活させ、クリーチャー同士の交流などを楽しむのである。
   島に住むクリーチャーにはオスとメスが存在し、両方の特徴を継承した子供を誕生させることも可能。このように、クリーチャー同士の恋愛や子育てを楽しむことができるのも、このゲームの魅力のひとつだ。そのほか、本編では登場していない新クリーチャーや、ボウリング、格闘、サッカーなどといったミニゲームも多数収録。（秋月昭彦）

プレーヤーが経営者になって思い通りの動物園を作り上げる動物園経営シミュレーションゲーム。まずは動物園のレイアウトを決定。動物の配置はもとより、入園者に楽しんでもらえるよう、休憩所やトイレなどの配置も忘れずに行おう。配置した動物は近づいて見ることも可能。動物は病気になって死んでしまうこともあるため、そのケアも必要だし、研究を重ねると新しい動物を手に入れることもできるようになるなど、動物園経営にはいろいろな業務があるのが興味深い。もちろん、経営する立場としては金銭面などにも頭を悩ませなければならない。いくら自分の好きな動物を配置しても、お客さんが見に来てくれなければ動物園は閉鎖しなければならなくなってしまうので、バランスの取れた動物園を構築できるかが腕のみせどころだ。 　シナリオは初級・中級・上級で15種類用意されている。配置できる動物は40種類以上、アイテムは175種類以上用意されているだけでなく、マイクロソフトのサイトから毎月1回新しいアイテムがダウンロードできるので、長く楽しめるだろう。（三浦一紀）

   LANやインターネットでの複数人プレイをサポートした、3Dリアルタイムストラテジーゲーム第2弾。スタートレックの世界を忠実に再現しており、前作に比べ戦艦、武器などが増えている。
   プレイヤーは惑星連邦、クリンゴン帝国、ボーグなどの艦隊を選択し、新規セクター開拓や敵との壮絶な戦いを行い、ミッションをクリアしていく。ネットワーク対戦では上記のほかロミュラン帝国、カーデシア連合、生命体8472の艦隊が追加され、合計6種族8人までプレイが可能だ。ゲーム中には迫力あるムービーが随所に盛り込まれており、映画の世界そのままにゲームを楽しめることができる、スタートレックファンにはたまらないゲームといえよう。
   必要システムはPentium II 300MHz以上またはAthlon以上のCPU、64MB以上のメモリ、1.3GB以上のハードディスク空き容量、8MB以上のV-RAMを搭載したグラフィックカード（3Dアクセラレータ必須）となっている。（三浦一紀）

   奇跡を起こして人々の信仰を集め、力を増大させていく神様シミュレーションゲーム『ブラック&ホワイト』。その拡張キットとなるのがこの『クリーチャー島』だ。
   本編では、クリーチャーは動物の姿をした神の代理人であるが、拡張キットはこのクリーチャーを中心にしたシミュレーションゲームとなっている。プレイヤーはたくさんのクリーチャーが暮らす島で、自分のクリーチャーを生活させ、クリーチャー同士の交流などを楽しむのである。島に住むクリーチャーにはオスとメスが存在し、両方の特徴を継承した子供を誕生させることも可能。このように、クリーチャー同士の恋愛や子育てを楽しむことができるのも、このゲームの魅力のひとつだ。
   そのほか、本編では登場していない新クリーチャーや、ボウリング、格闘、サッカーなどといったミニゲームも多数収録。買ってすぐに遊べるお得なキットといえよう。ただし、プレイには『ブラック&ホワイト』本体が必要なので要注意。（秋月昭彦）

   第2次世界大戦の欧州戦線を舞台に、ドイツ帝国の興亡をシミュレートした『アドバンスド大戦略』シリーズの1つ。『アドバンスド大戦略98II』の続編にあたる本タイトルでは、シリーズ待望の日本軍が追加され、IFシナリオやキャンペーンに日本軍が登場するようになった。そのほか、各国将軍に性格要素が加わって個性的な行動を取るようになったり、新コマンドで敵国の兵器を使用できるようになったのもおもしろい。
   なかでも特に注目なのが、新たに導入された方向システム。ユニットの向いている方向や、兵器の射角などの要素が戦いに加わり、ゲーム全体を手ごたえのあるものにしている。大戦略シリーズに精通したファンにおすすめしたい作品だが、ゲームをアドバイスしてくれる「参謀」コマンドを利用したり、難易度設定を変更することで初心者でも十分楽しむことが可能だ。ネットワーク対戦機能も用意されており、メール機能を利用して最大8人まで対戦することができる。（秋月昭彦）

   中世を舞台にしたリアルタイム戦略ゲーム『Age of Empires II：エイジ オブ キング』と、『Age of Empires II：拡張パック覇者たちの光陰』の2本を1本にしたパッケージソフト。プレイヤーは日本やフランク、スペイン、ケルト、マヤなど18の民族から1つを選び、町の人々に命令を出しながら文明を成長させ、最終的に世界を征服するというゲーム。1人で遊ぶという楽しみ方のほかに、ネットワークを介せば同時に複数の人と対戦することも可能だ。
   本作では新機能がいくつか追加されているが、その1つが「ターボランダムマップ機能」。通常の約2～2.5倍の速さでストーリーが進行し、約30分でゲームを楽しむことができるというものだ。また、上級者のテクニックを参考に戦略研究ができるサンプルデータも追加されている。まだ『Age of Empires II』で遊んだことがなく、購入後すぐに拡張、改良された状態で遊びたいという人にオススメのパッケージソフトだ。（秋月昭彦）

   人気SF映画「スター・ウォーズ」の世界を背景としたリアルタイム戦略ゲーム。映画にも登場する帝国軍、反乱同盟軍、ウーキー族、グンガン族、ナブー王室軍、通商連合が覇権を争う銀河系を、統一するのが目的のゲームだ。
   登場するキャラクターやユニットは、ジェダイ騎士、ダースベイダー、Xウィング、AT-ATなど約300種類。各キャラクターは、日本の声優によって吹き替えされており、ゲーム中にしゃべってくれるのがうれしい。スター・ウォーズファンならば、お気に入りのキャラクターやマシンが、動いて戦っている様子に引き込まれてしまうだろう。
   画面やインタフェースには、戦略ゲーム『Age of Empires II』と同じものを使用。同ゲームの経験者ならば迷うことなく遊ぶことができるが、操作方法が比較的簡単なので、はじめての人でもなじみやすい。なお、本タイトルはネットワークに対応しており、インターネットを介せば、同時に最大8人と対戦することが可能だ。（秋月昭彦）