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クロック信号

各々のデバイスや、デバイス間のバスは、クロック信号と呼ばれる、 一定間隔で発信される信号に合わせながら動作しています。 これによって、各々のデバイスが有機的に働き、 パソコンが正常に動作します。

クロック信号が一秒あたりに発信される回数をHz単位で表したものをクロック周波数といいます。 そして、前のクロック信号が発信されてから、次のクロック信号が発信されるまでの間を1クロックと数えます。

したがって、1クロックという単位は絶対的なものではなく、 クロック周波数が大きくなるほど、1クロックの間隔は短くなります。

クロック周波数を大きく設定することは、 デバイスを高速に動作させることにつながりますが、 その分だけデバイスに負荷をかけることにもなります。

クロック信号は、まず最初に、1個の水晶発振子によって生成されます。

マザーボードに使われる水晶発振子は、 クロック周波数が14.318MHzのクロック信号を生成します。

次に、水晶発振子から送られるクロック信号をPLL(Phase Locked Loop)と呼ばれる回路が受信します。 PLLは各デバイスに合わせて様々な周波数のクロック信号を生成し、送信します。

PLLからそれぞれのデバイスやバスへ送られるクロック信号のクロック周波数を、 そのデバイスやバスのベースクロックといいます。 なお、単にベースクロックという場合は、CPUのベースクロックを指すことが多いようです。

マザーボード上の内蔵時計などに利用されるクロック信号は、 水晶発振子が生成したクロック信号と同じクロック周波数です。 これをシステムクロックといいます。

PLLからバスへ送られるクロック信号のクロックを一般にバスクロックと呼びます。

例えば、CPUとチップセットとの間のシステムバス(FSB)におけるバスクロックは、 システムバスクロック、あるいは、FSBクロックと呼ばれています。 また、メモリバスのバスクロックのことをメモリバスクロックといいます。

PLLから送られるベースクロックをもとにして、 それぞれのデバイスやバスが必要に応じて、 そのデバイスやバスの動作に適合したクロック信号を生成します。 そのクロック周波数を、そのデバイスやバスの動作クロックといいます。

特に、CPUの中にはクロックダブラと呼ばれる回路があり、 PLLから受信したクロック信号をそのCPUに合わせた超高周波数に増幅します。 そのクロック周波数がCPUの動作クロックです。

なお、CPUの動作クロックのことを内部クロックと呼び、 それに対応してベースクロックやシステムバスクロック(FSB)のことを外部クロックと呼ぶことがあります。

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