CD
CD(Compact Disc)は、樹脂製の円盤に細かい凹凸を刻んでデータを記録するメディアです。
CDにレーザー光を当て、CDに刻まれた凹凸の状態によって変化する反射光を読み取ることで、 CDに記録されたデータを読み取ります。
CDの記憶容量は700MBで、約80分の音声を収録することができます。
CD-DA
CD-DA(Compact Disc Digital Audio)とは、音楽用CDのことです。 レコード盤やカセットテープと違って何度再生しても音質が劣化しないという特長があります。
CD-DAの音声データは、サンプリング周波数44.1kHz、量子化16ビットのPCM方式でデジタル録音されています。 直径12cmのCDには約80分の音声を収録することができます。
CD-ROM
CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)は、読み出し専用のメディアです。 CD-ROMの規格はCD-DAの規格から発展したものです。
CD-ROMによるデータのやりとりは、 ソフトウェアを配布する方法として普及しているものの一つです。
CD-R
CD-R(CD Recordable)は、色素変化による記録方式により、データを一度だけ書き込めます。 いったん書き込まれたデータは消去できません。 ただし、マルチセッションにより、残り容量があれば、最大99回まで追記できるようになっています。
データ読み取りの方法はCD-DAやCD-ROMと同じで、 表面にレーザー光を照射して反射光を読み取ることでデータを読みます。
CD-RW
CD-RW(CD-ReWritable)は、相変化記録方式を採用しており、何度でも書き換えが可能です。
データを読み出す原理は通常のCDと同じですが、読み出しの際にレーザー光を当てたときの反射率が低いため、 一部の古いCD-ROMドライブやCDプレーヤなどではデータを読むことができません。
DVD
DVD(Digital Versatile Disc)は、基本的にはCDと同じ仕組みです。 物理的な形状もCDと同じく直径12cmの樹脂製の円盤です。
CDと異なる点は、両面記録や2層記録などが可能なことです。 また、ディスクに刻まれた凸凹を細かくすることなどで容量アップを図っています。
記憶容量は、片面1層で4.7GB、片面2層で8.5GB、両面1層で9.4GB、両面2層で17GBです。
DVDには、映像を収録したDVD-Videoや、 CD以上の高音質な音声を収録したDVD-Audioがあります。 また、コンピュータのデータを記録するためのメディアとして、 読み出しのみ可能なDVD-ROMや、読み書き可能なDVD-RAM、DVD-R、DVD-RW、DVD+R、DVD+RWがあります。
DVD-ROM
DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)は、読み出し専用のDVDです。
コンピュータ用ソフトウェアの配布に利用されています。
DVD-RAM
DVD-RAM(Digital Versatile Disc Random Access Memory)は、10万回のデータの書き換えが可能なDVDです。 片面で最大4.7GBの記録が可能です。
DVD-RAMには、カートリッジからディスクを取り出せないタイプ(TYPE1)と、 取り出し可能なタイプ(TYPE2)とあります。両面ディスクのものは前者のタイプのみです。
カートリッジから取り出したDVD-RAMメディアは、 物理的にはDVD-ROMドライブやDVDプレーヤに挿入可能です。 しかし、DVD-RAMに対応していないと、中のデータを読み出すことはできません。
DVD-R
DVD-R(Digital Versatile Disc Recordable)は、一度だけ書き込みが可能なDVDです。
DVD-R規格の策定はDVDフォーラムで行われています。
記憶容量は片面4.7GBです。DVD-ROMドライブやDVDプレーヤと完全な互換性があります。
DVD-RW
DVD-RW(Digital Versatile Disc ReWritable)は、相変化記録方式によって、約1000回のデータ書き換えが可能なDVDです。
DVD-RW規格の策定はDVDフォーラムで行われています。
記憶容量は片面4.7GBです。DVD-ROMドライブやDVDプレーヤと完全な互換性があります。
DVD+R
DVD+R(Digital Versatile Disc plus Recordable)は、 相変化記録方式によって、約1000回のデータ書き換えが可能なDVDです。
DVD+R規格はDVD+RWアライアンスが策定しています。
記憶容量は片面4.7GBです。DVD-RWと比較して書き込みスピードが速いです。 DVD-ROMドライブやDVDプレーヤとの互換性は高いです。
DVD+RW
DVD+RW(Digital Versatile Disc plus ReWritable)は、 相変化記録方式によって、約1000回のデータ書き換えが可能なDVDです。
DVD+RW規格はDVD+RWアライアンスが策定しています。
記憶容量は片面4.7GBです。DVD-RWと比較して書き込みスピードが速いです。 DVD-ROMドライブやDVDプレーヤとの互換性は高いです。