アナログRGB信号
光の3原色である赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)をRGBといいます。 この3色を組合わせることにより、原理的には他のすべての色を表現することができます。
赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)を表す3つの色の信号と、 制御信号(水平同期信号および垂直同期信号)とを合わせたアナログ信号のことをアナログRGB信号といいます。
アナログRGB信号は、赤、緑、青の各色の強さをアナログ的な電気信号の強さによって表現しており、 CRTなどの従来のアナログ式のディスプレイが処理する信号として適しています。
DVI
DVI(Digital Vidual Interface)は、業界団体DDWG(Digital Display Working Group)が1999年に発表した、 パソコンとディスプレイとの間のインターフェースの規格です。
液晶ディスプレイは、デジタル信号を処理して映像を作り出します。 そのため、アナログの映像信号を受けた場合には、 ディスプレイ内部でデジタルに戻す作業が必要になります。 これが画質の劣化につながります。
それに対して、DVIでは、パソコンからの映像デジタル信号をそのまま処理するため、 原理的には画質の劣化が生じません。
DVIインターフェースは、 従来のCRTディスプレイ用のアナログインターフェースにも対応しています。 特に、デジタルにもアナログにも対応したDVIをDVI-Iと呼び、 デジタル部分だけに対応したDVIをDVI-D、アナログ部分だけのDVIをDVI-Aと呼びます。
sRGB
sRGB(standard RGB)とは、IEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)によって1998年10月に策定された、色空間に関する規格です。色空間とは、画像を表現するときに使用する色の範囲のことです。sRGBは、Windowsで標準的に使われている色空間です。
ディスプレイやデジカメなどの機器が「sRGB対応」という場合、sRGB色空間の範囲内で画像を再現することができる、ということを意味しています。
画像の色を再現する能力は一般に周辺機器ごとに異なります。それが原因で、例えば、ディスプレイで表示した画像をプリンタで出力したとき、できあがった印刷物の色合いがディスプレイで表示したもとの画像と異なるということが起こります。
sRGBに対応した製品どうしであれば、少なくともsRGB色空間の範囲内で、互いに同じ色を再現することができます。