ディスプレイとは
ディスプレイは、テレビの形をした、最も代表的な出力装置です。 実際、画面を表示する基本的な仕組みはテレビと変わりません。
ディスプレイのことをモニタと呼ぶこともあります。
ディスプレイには、液晶(LCD: Liquid Cristal Display)とCRT(Cathode Ray Tube)の2種類があります。
液晶ディスプレイ
液晶ディスプレイ(LCD: Liquid Cristal Display)は、液晶パネルを用いて画面を出力します。
液晶パネルには、大きく分けてSTN(Super Twisted Nematie)型とTFT(Thin Film Transistor)型があります。 現在はTFT型が主流です。
液晶ディスプレイのメリットには、
- 薄型
- 軽量
- 消費電力が小さい
などがあります。逆に、デメリットには、
- 横から見ると画質が悪い(視野角が狭い)
- 動画の表示に弱い(応答時間が長い)
といったことがあります。
液晶ディスプレイの場合、画面サイズを表すインチは、表示部分の対角線の長さを表しています。
CRTディスプレイ
CRT(Cathode Ray Tube)とはいわゆる「ブラウン管」のことです。
CRTは、液晶に比べて、
- 色の表現性に優れている
- 製造コストが安い
というメリットがあります。その反面、
- 消費電力が大きい
- 設置面積が大きい
- 重量がある
といったことがデメリットです。
画面サイズを表すインチは、CRTディスプレイの場合、ガラス表面の対角線の長さです。 この場合、長さには画面の端の表示できない部分も含まれています。
したがって、実際に表示可能な面積を比較すると、例えば、 液晶の13インチ、15インチはそれぞれCRTの15インチ、17インチに相当するといわれています。