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デュアルコア

1つのパッケージに2つのコアを搭載しているとき、そのCPUはデュアルコアであるといいます。

パソコンに搭載されている従来のCPUは、1つのパッケージに1つのコアを搭載しています。このことをデュアルコアに対してシングルコアといいます。そして、たいていのパソコンは物理的にCPUを1つだけ搭載しています。一方、物理的に2つのCPUを搭載しているパソコンはデュアルCPU構成であるといいます。

デュアルコアの場合、それぞれのコアが独立に動作します。そのため、デュアルコアCPUを搭載したパソコンは、論理的に2つのCPU構成として認識されます。つまり、デュアルコアCPU搭載のパソコンは、ソフトウェアからは(特にOSからは)デュアルCPU構成として扱われます。

2005年4月18日にインテル社から発表された、PCおよびワークステーション向けのデュアルコアCPU「Pentium Extreme Edition(Pentium XE)」は、2個のコアがそれぞれHT(Hyper-Threading)技術に対応するため、全体として論理的に4つのCPUとして認識されます。それに対して、2005年5月27日に発表されたデュアルコアCPU「Pentium D」は、HT技術に非対応であるため、論理的に2つのCPUとして認識されます。

シングルコアCPUと比較したときのデュアルコアCPUのメリットは、一言でいうと2つのコアに処理を分担させることによる性能の向上です。具体的には、複数のアプリケーションを同時に実行するときや、マルチスレッド処理を行うときに、デュアルコアの効果が発揮されます。ここでスレッドとは、ソフトウェアが実行する処理の、基本となるひとまとまりのことをいいます。また、マルチスレッド処理とは、複数のスレッドを同時並行で処理することです。

一方、デュアルコアCPUは、内部構造が複雑な分だけシングルコアCPUより製造コストがかかります。また、マルチスレッドに対応していないアプリケーションを使用する場合には、デュアルコアの効果はあまり発揮されません。

仮想化技術

仮想化技術とは、複数のOSを1台のコンピュータ上で同時に実行することを可能にするための技術です。「同時に」というところがポイントです。

仮想化技術のおおまかな仕組みは、VMM(Virtual Machine Monitor)と呼ばれるソフトウェアが、本来のハードウェアとOSとの間に立ち、OSに対して仮想的なハードウェアを提供するというものです。

複数のOSを1台のコンピュータ上で同時に実行するためのソフトウェアとして、従来からVMWareやVirtual PCなどの仮想マシンがあります。VMMは、VMWareやVirtual PCなどの仮想マシンのような役割を、もっとハードウェアに近いところで担います。仮想マシンがOSの「上」で動作するのに対して、VMMはOSの「下」で動作します。

ところで、CPUが仮想化技術に対応しているという場合、あくまでVMMを支援するための命令セットなどのハードウェア機能を提供するだけです。ですので、仮想化技術を利用するためには、仮想化技術に対応したCPUが搭載されたパソコンにVMMを搭載し、さらにVMM上で動作するOSを搭載する必要があります。

Intel社が提唱する仮想化技術はVT(Vanderpool Technology)と呼ばれています。AMD社も、AMD Virtualizationと呼ばれる仮想化技術を発表しています。

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