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ハイパースレッディング

ハイパースレッディングは、インテル社の技術です。 ハードウェアとしては1つのCPUをソフトウェア的に2つあるように見せかけ、 仮想的にデュアルCPUを実現しようというものです。

実体である1つのCPUを物理プロセッサといい、 ソフトウェア上で認識される2つのCPUを論理プロセッサといいます。

プログラム実行の最小単位であるスレッドを2つの論理プロセッサに振り分けることで処理を高速化します。

サーバー向けのCPUであるXeon(ジーオン)には既に搭載されていましたが、 Pentium 4にも3.06GHz以降から搭載されるようになりました。

ハイパースレッディングに対応しているOSは、現在(2002/11)のところWindows XPと、カーネル2.4.1x以降のLinuxです。 Windows 2000は、Xeonにのみ対応し、Pentium 4には対応しません。

EM64T

EM64T(Extended Memory 64 Technology)とは、インテル社が既存のIA-32アーキテクチャを機能拡張したもので、既存の32ビット環境を維持しつつ64ビット環境にも対応する、というものです。Microsoft社が発表する次のWindowsが64ビット対応であるといわれているため、注目されています。ちなみにAMD製のCPUにも、AMD64と呼ばれる同様の機能が搭載されています。

EM64T対応CPUは、サーバー/ワークステーション向け製品という位置づけになっています。EM64Tを採用した製品としては、NoconaコアのXeonが7月上旬から登場し、そのあとEM64T対応のPentium4が2004年8月ごろに登場しました。しかしながら、EM64T対応Pentium 4は、完成品パソコンもしくは組立キットでのみ入手可能な状態でした。2005年1月後半になってやっと単品で販売されるようになりました。

EM64T対応CPUは、EM64Tに対応したBIOSでないと動作しないとされているため、単品で購入する際は注意する必要があります。

NXビット

NX(No eXcecute)ビットとは、コードが実行可能なメモリ領域とそうでないメモリ領域を区別するための印です。OSがこのNXビットを利用することにより、バッファオーバーフロー(=バッファオーバーラン)による不正プログラムの実行を防ぎます。

現時点(2004年2月1日)で、WindowsではXP SP2がNXビットに対応しています。Windows XP SP2に搭載されたDEP(Data Execute Prevention:データ実行防止)と呼ばれる機能が、CPUのNXビットを利用することにより効果が発揮されます。

なお、AMD社はNXビットのことをEnhanced Virus Protection(拡張ウイルス防止機能)と呼んでいます。また、インテル製CPUにおいて、NXビットに対応したPentium 4やCeleron Dにはモデルナンバーに「J」が付きます。

EIST

EIST(Enhanced Intel Speedstep Tchnology:拡張版インテルSpeedStepテクノロジ)は、インテル社が開発したCPUの省電力技術です。その仕組みは、システムの負荷状況に応じて動作電圧と動作クロックを制御することによって、消費電力を抑えるというものです。

もともとSpeedStepと呼ばれる省電力技術があり、インテル製のノートパソコン向けCPUに搭載されていました。SpeedStepには「最高性能モード(Maximum Performance Mode)」と「バッテリモード(Battery Optimeized Performance Mode)」の2つの動作モードがあります。ACアダプタから電源が供給されているときには前者のモードになって電圧とクロックを最大限に引き上げて性能を発揮します。また、バッテリ動作のときには後者のモードになって電圧とクロックを引き下げて消費電力を抑えます。

そして、システムの状況にもっと柔軟に対応できるようにSpeedStepを改良したものがEISTです。

例えば、従来のSpeedStepでは、ACアダプタを抜いてバッテリで動作させると無条件にバッテリモードに切り替わってしまうため、バッテリ動作時においても高い負荷の処理をさせたい場合には手動で動作モードを切り替える必要がありました。一方、EISTでは、このような場合にも最高性能モードへと自動的に切り替えることができるようになりました。

最近のEISTはさらに改良されており、より多くの段階の動作モードを持ちます。

EISTは、2001年7月31日に発表されたモバイルPentium III-Mにおいて初めて採用されました。Pentium MもEISTに対応しています(ちなみに、Celeron MはEISTを搭載していません)。サーバ向けのXeon(Noconaコア)にもEISTが採用されています。デスクトップ向けCPUでは、2005年2月22日に発表されたPentium 4プロセッサ6XX番台の製品がEISTに対応しています。

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