グラフィックカードは必須ですか?
事務的な作業(インターネット、メール、Word/Excel、写真編集)に使用する程度であれば、マザーボードに搭載されているグラフィック機能でも十分だと思います。
マザーボードにグラフィック機能が搭載されていればグラフィックカードは必ずしも必要ありません。逆に、グラフィック機能が搭載されていなければグラフィックカードは必須です。
ただし、もしローエンドのグラフィックカードで十分だというのであれば、むしろグラフィック機能を搭載したマザーボードを選択したほうが全体のコストが低くなる可能性があります。
あとは、以下のような場合にグラフィックカードが必要になります。
- パソコンの画面をテレビ出力(TV-OUT)したい
- デュアルディスプレイを実現したい
- 動画再生をスムーズに行いたい(動画再生支援機能)
- 高い3D描画性能が要求される処理をさせたい(ゲーム、3DCGなど)
- 2D表示を高画質で行いたい(DTPなど)
最近のグラフィックカードは、ローエンドのものでもテレビ出力用の端子(コンポジット端子やS端子)が搭載されています。
また、アナログ出力端子とDVI端子の両方を搭載したものであれば、それぞれの端子にディスプレイを接続してデュアルディスプレイを実現することができます。
動画再生時の処理の一部をグラフィックカードが担うことにより、CPUへの負担が軽減されます。その結果、例えばコマ落ちが減ります。また、画質の向上も期待できます。
ハイエンドなグラフィックカード製品を選ぶ理由としては、残った後者の二つということになります。
なお、グラフィックカードの機能を発揮させるためには、それに見合ったディスプレイも必要です。また、3D描画に関してはCPUにも高い処理能力が要求されます。