PCケースのフロントパネルのUSBポートとマザーボードとを接続するとき、マザーボード上のUSB用ピンの配列がよくわからない。
USBは、「USB+」「USB-」「電源」「アース」の4つのピンがワンセットになっています。マザーボード上のそれぞれのピンに対応するようにコネクタを差します。
マザーボードのマニュアルに記載されているピンの名称にはメーカーごとにかなり違いがあります。けれども各ピンの役割は本質的には同じです。
役割 | マニュアルに記載されているピンの名称の例 | ||||||
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電源 | V, VCC, POWER, USB POWER, +5V | ||||||
USB- | Data- | USB0- | USBP0- | USBD0- | USB_FP_P0- | USB_FNT1# | |
USB1- | USBP1- | USBD1- | USB_FP_P1- | USB_FNT2# | |||
USB+ | Data+ | USB0+ | USBP0+ | USBD0+ | USB_FP_P0+ | USB_FNT1 | |
USB1+ | USBP1+ | USBD1+ | USB_FP_P1+ | USB_fNT2 | |||
アース | G, GND, GROUND |
今までは、マザーボードごとにピンの配列が異なっていました。しかし、2000年の末ごろからUSBのピンの配列を統一する動きが出てきました。
2000年10月に制定されたFPIOと呼ばれるマザーボードの規格では、マザーボード上のUSBのピンの配列を以下のように定めています。
9.KEY | 7.GND | 5.USB0+ | 3.USB0- | 1.POWER |
10.OC | 8.GND | 6.USB1+ | 4.USB1- | 2.POWER |
(注:ピンの名称は、管理人が適当に付けかえています)
このピン配列が標準になりつつあります。