グラフィック(抽象的な条件)
グラフィックカードの一般的な推奨スペックとしては、「Windows Vista Ultimate、Business、Home Premium の推奨システム要件」の「グラフィックアクセラレータ」の項目を参考にしてください。この条件がまさに、Aeroが動作するための条件となります。
→ Microsoft Windows Vista : Windows Vista 推奨システム要件
※ Windows Vista 推奨システム要件を満たさなくても、Aeroが無効の状態なら動作する可能性があります。
まず、DirectX 9に対応かどうかが大きな分かれ目となります。
「ハードウェアによるPixel Shader 2.0サポート」という項目は、DirectX 9対応ということに含まれているような気がします。
「WDDMドライバ」の条件というのは、結局、Aeroを動かすにはVista専用のドライバが必要であり、Windows XPのドライバではAeroが動作しない、ということです。
要求されるグラフィックメモリ(=グラフィックカードに搭載されるメモリもしくはチップセット内蔵グラフィックがメインメモリに割り当てるグラフィック専用の領域)の容量は、厳密には画面の解像度(もっと正確にいうと総ピクセル数)によって異なってきます。
1台のディスプレイでは、1280x1024ドットまでは64MB、1920x1200ドットまでは128MB、それを超えると256MB必要になります。
解像度 | 必要なメモリ |
---|---|
1280x1024以下 | 64MB |
1280x1024超〜1920x1200以下 | 128MB |
1920x1200超 | 256MB |
グラフィックカードの搭載メモリ容量は余裕をもたせたほうがよいでしょう。例えば、SXGA(1280x1024)の場合、要求される容量は64MBですが、購入するグラフィックカードはメモリを128MB以上搭載したものにする、といった具合です。同様に、要求される容量が128MBであれば、メモリを256MB以上搭載した製品を選択することをおすすめします。
また、SXGA(1280x1024)を超える高解像度で使用する場合には、チップセット内蔵グラフィックではなく、メモリを256MB以上搭載したミドルエンド以上のグラフィックカードの増設をおすすめします。
「1ピクセルあたり32ビットの色深度」というのは、32ビットカラーモードへの対応を意味します。
グラフィック(具体的な条件)
Aeroが動作するための具体的な条件については、以下のページが参考になります。
→
笠原一輝のユビキタス情報局 Windows Vistaインストールレポート(前編)(PC-Watch)
→
Windows Vistaソフトウェアコンテスト 新しいWindowsの時代を作るWindows Vista(インプレス)
グラフィックの条件に関する部分だけを大雑把にまとめると、以下の通りです。
「DirectX 9に対応」という条件を満たすということから、Aeroが動作するグラフィックカードは、NVIDIA GeForce FX(PCXを含む)以上、あるいはAMD RADEON 9500以上のGPUを搭載することが必要となります。
チップセット内蔵グラフィックの場合、Intel 945G以上、NVIDIA GeForce 6100以上、Radeon Xpress 200以上でAeroが実行可能です。ただし、ビデオメモリに1.6GB/秒の帯域幅が必要とされるため、メインメモリの一部をグラフィックメモリとして使用するチップセット内蔵グラフィックでは、メインメモリをデュアルチャンネルで動作させていることが前提になります。