パソコン自作NAVI

OEM版(パソコン搭載版)

一般にOEMとはOriginal Equipment Manufacturing(あるいは Manufacturer)の略で、他社ブランドの製品を製造すること(もしくはそれを行う製造者のこと)を意味します。

パソコン搭載版は、マイクロソフト社がパソコンメーカーに対してWindows Vistaを供給し、それをパソコンメーカーが自社のパソコンの一部分として販売するという提供形態です。大手パソコンメーカーが販売する製品パソコンによく見られます。一方、ショップブランドパソコンの場合は、以下に述べるDSP版が主流です。

大手パソコンメーカーの製品パソコンにおいては、たいていWindows Vistaがパソコンにプリインストールされて販売されています。

また、いわゆる「リカバリディスク」が付属しており、Windows Vistaがこれに含まれています。そのディスクにはWindows Vistaのほかにデバイスドライバやアプリケーションも含まれており、別々にインストールすることはできません。したがってWindows Vistaをまっさらな状態でインストールすることができません。

最近では、リカバリに必要なデータをリカバリディスクではなくHDDに格納しているパソコンが増えています。

パソコン搭載版のWindows Vistaは、当初プリインストールされていたパソコン以外のパソコンにインストールすることは許されていません。また、Windows Vistaのテクニカルサポートはマイクロソフト社ではなく、パソコンメーカーが行うことになっています。

パソコン搭載版のWindows Vistaでは、メーカーがパソコンを出荷する時にすでにライセンス認証を済ませているため、ユーザーが改めてアクティベーションの手続きをする必要はありません。また、リカバリやハードウェア構成の変更を行っても、ライセンス認証を要求されることはほとんどありません。

OEM版(DSP版)

DSPとはDelivery Service Partnerの略で、指定販売業者とか販売代理店とかいったような意味です。

DSP版Windows Vistaはハードウェアにバンドルまたはプリインストールした状態で、販売店が直接ユーザーにライセンスをする形で販売されます。DSP版のテクニカルサポートはマイクロソフト社ではなく、バンドルもしくはプリインストールしたハードウェアのメーカーや販売店が行うことになっています。

DSP版Windows VistaのCD-ROMの内容は通常版と同等ありながら、DSP版は通常版やアップグレード版より安価に入手可能です。

しかし、VistaのDSP版は32bit版と64bit版が別々に販売されます。

ライセンスに関して以下のような制約があります。

インストール後、プロダクト・アクティベーション(ライセンス認証)が必要です。

ショップブランドパソコンや組立キットの場合、DSP版Windows Vistaをパソコン本体とバンドルする形態が標準的です。しかしその場合、バンドルしたハードウエアと共に使用しなければならないという条件から、Windows Vistaを別のパソコンに再利用することはできません。

自作ユーザーにとって最もなじみのあるWindows Vistaの提供形態は、内蔵パーツ(マザーボード、CPU、メモリモジュール、HDD、FDD、光ドライブなど)とバンドルして販売される形態です。このときに提供されるWindows VistaはDSP版です。

内蔵パーツとのバンドルでDSP版Windows Vistaを購入した場合、DSP版はバンドルしたパーツと共に使用しなければなりません。例えばメモリモジュールとのバンドルで購入した場合、DSP版Windows Vistaを使用するためにはインストールするパソコンがそのメモリモジュールを搭載していることが必要です。また、バンドルしたメモリモジュールを取り外した時点でそのWindows Vistaを使用する権利を失います。

バンドルするパーツはFDDがおすすめです。なぜなら、FDDは安価であり、パソコンの性能や機能を向上させるために交換する機会が他のパーツに比べて圧倒的に少ないからです。

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