ライセンス認証の制限数を超えました
Adobe Acrobat 7.0でPDFファイルを閲覧してると、ライセンス認証を求めるメッセージが。
最近のAdobe製品には、「Adobeライセンス認証」なるものがあります。
OKを押すと、「ライセンス認証の制限数を超えました」というメッセージが。
さらに、以下のように書いてあります。
「Adobe Creative Suiteが既にインストールされている別のコンピュータで、ライセンス認証を転送してください。これを実行するには、そのコンピュータでAdobe Creative Suiteを起動し、ヘルプメニューからライセンス認証を転送を選択して、ソフトウェアのライセンス認証を無効にして、こちらのライセンス認証ができるようにします。」
ライセンス認証を求められる原因として思い当たることは一つしかありませんでした。実は、このメッセージが出る直前、他のパーツ構成は一切変えず、HDDの交換だけを行いました。
幸い、交換前のHDDの中身はバックアップとしてそのまま残してあったので、そのHDDを接続しなおして起動し、「ライセンス認証の転送」の操作を行いました。そのあと再び新しいHDDを接続して起動し、無事ライセンス認証を行うことができました。
ちなみに、Creative Suiteのように、いくつかのアプリケーションがセットになっているものの場合、全部のアプリケーションについてライセンス認証の転送をする必要はなく、いずれか一つのアプリケーションで行えば十分なようです。
Adobe製品のライセンス認証については、以下のウェブページを参照してください。
ライセンスの解除が必要なソフトウェアもある
ライセンス認証といえば、マイクロソフトのWindowsやOffice製品のプロダクト・アクティベーションが定番です。最近では、他のアプリケーションソフトでもインターネット接続のライセンス認証を行うものが増えました。
WindowsやOffice製品は、新しいパソコンですぐにライセンスの再認証を行うことができます。
一方で、Adobe製品のように、あらかじめ元のパソコンでライセンス認証の解除の手続きを行っておかないと、新しいパソコンでライセンスの再認証の手続きができなくなってしまうソフトウェアもあります。
正確には、Adobeライセンス認証の場合には電話での自動音声による認証手続きを行えば大丈夫なようです。が、やはり、インターネット接続で簡単に済ませたいところです。
とりあえず、パソコンの引越しを行う場合やOSを再インストールする場合には、ほぼ間違いなくライセンスの解除および再認証が必要になります。
結局、ライセンスの再認証を求められた原因は
しかしながら、今回は、OSをクリーンインストールしたわけではなく、Acronis True Image 9.0のディスクのクローン作成を使って、元のHDDの中身を新しいHDDにまるごとコピーしました。しかもHDD以外のパーツ構成は以前と全く同じです。にもかかわらず、ライセンス認証に引っかかりました。私としては想定外の出来事でした。
ただ、RAID 0(ストライピング)から通常の1台のHDDでの使用に切り替えたので、これがシステムの大幅な変更とみなされたのかもしれませんし、そうでないかもしれません。
あるいは、単純に、HDDを交換したことが認識された時点でアウトなのかもしれません。
Adobeはライセンスの再認証を求める基準の詳細については非公開としており、結局のところ原因はよくわからない、といったところです。