パソコン自作NAVI

はじめに

以前、手軽にキューブ型パソコンのところでキューブ型ベアボーンキットShuttle SB51Gを紹介しました。その後、電源をShuttle純正の静音電源「Silent X」に交換しました。

Silent X(PC40)

製品の内容

実物を入手し、中身を確認すると、説明書はなく、電源コネクタの取り付けに関する簡単な説明が箱の裏に書いてあるだけです。 しかし情報はこれだけで十分です。

箱の裏
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箱の中には継ぎ足し用のケーブルが入っていますが、今回はそれを使用しなくても大丈夫でした。 一方で、電源をケースに固定するためのネジがもとの電源のものと形状が異なるため使い回しができません。 付属のネジは無くさないように注意してください。

箱の中身
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Silent Xのスペックは、最大出力電力(電源容量)が250Wで、+3.3V、+5V、+12Vごとの最大出力電流がそれぞれ18A、19A、16Aです。 3.3Vと5Vを合わせた出力電力が最大で105Wです。

電源の交換手順

はじめは、省スペース性が重視されているキューブ型パソコンは電源の交換が面倒であることを覚悟していました。 ところが実際には思いのほか作業は簡単で、ケーブルの取り回しにも苦労しませんでした。

電源を交換する具体的な手順は以下の通りです。

  1. 光ドライブを固定するネジを外す。コネクタ類を外し、光ドライブを取り外す。
  2. フロッピーディスクドライブ、ハードディスクドライブの電源コネクタだけを外す。
  3. 20ピンコネクタと2x2型の4ピン12Vコネクタを外す。そのとき、ツメ(固定用の突起)をつまみながら外す。
  4. ケースのフレームに固定されている電源ケーブルを丁寧に外していく。
  5. 背面の3つのネジをゆるめて電源を外す。
  6. Silent Xを取り付ける。
  7. コネクタ類を全て取り付ける。
  8. Sinelt Xを付属のネジで固定する。

20ピンコネクタと2x2型の4ピン12Vコネクタの位置については マザーボードのマニュアルもしくは以下の写真を参考にしてください。 なお、写真にはもとの電源が載っていますが、配線に関してはSilent Xでも同じです。

20ピンコネクタと2x2型の4ピン12Vコネクタの位置

20ピンコネクタと2x2型の4ピン12Vコネクタの位置
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Silent Xを搭載すると以下のような状態になります。電源から黒色の長いコードが一本伸びていますので、それを右上の穴に通します。 また、残りのケーブルはドライブの下に通します。

もとの電源との比較

ドライブ類に取り付ける電源コネクタの種類については、 ベアボーンキットに付属する組立マニュアルもしくは一般の自作入門書を参照してください。 とはいえ、ハードディスクドライブと光ドライブは1x4型の4ピンコネクタの大きいほうで、 フロッピーディスクドライブは小さいほうです。 ちなみに黒いコネクタはシリアルATAハードディスク専用です。

もとの電源との比較

SB51Gにもとから搭載されていた電源(Enhance ENP-2320)には、少々ギリギリといった感じの雑音がありました。 Silent Xともとの電源との違いは、第一に、Sinelt Xにはそういった雑音が全くないということです。

そのほかの主な違いは、従来の電源の電源容量が200Wなのに対してSilent Xは250Wである点と、 Silent XにはシリアルATAコネクタが付いている(上の写真では見えない位置にありますが・・・)という点です。 あと、Silent Xのほうがサイズが大きいです。

もとの電源との比較
左がSilent X、右がもとの電源(Enhance ENP-2320)

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