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Windows XPのアクティベーションとは

アクティベーションとは、Windows XPやOffice XPから導入されたライセンス認証技術です。

ソフトウェアをインストールしたパソコンのハードウェア構成を監視することで、 1つのソフトウェアを複数のパソコンで使用することを防止するのが特徴です。

メーカー製のパソコンに予めインストール(いわゆるプレインストール)されているものについては、 アクティベーションなしで使用することができます。

一方、パッケージを購入して自作パソコンに初めてインストールする場合、 アクティベーションは必ず求められます。

アクティベーションの手段には、インターネットと電話と2通りあります。

インターネットで認証を行う場合、画面に表示されるウィザードに従って手続きを行います。

電話で認証を行う場合は、マイクロソフトのコールセンターに電話し、 インストールIDをダイヤル(プッシュボタンで入力)します。 そのあと、自動音声が案内する確認IDをパソコンに入力します。

Windows XPはインストール後、30日以内にアクティベーションを行わないと起動できなくなります。 Office XPの場合は50回まで使用でき、その後はファイルの閲覧しかできなくなります。

アクティベーションの仕組み

アクティベーションの仕組みは次の通りです。

インストールの際、ソフトウェアのプロダクトキーと、 インストールしたパソコンのハードウェア構成とから、 インストールIDと呼ばれる50桁の数字が生成されます。

このIDをマイクロソフトに申告すると、 42桁の確認IDが発行されます。

ハードウェア構成の特定には、以下の10項目が使用されます。

認証された製品は、起動時にハードウェアをチェックするようになっています。

再認証について

一度インストールした後に、再度アクティベーションを要求される可能性があるのは、次の場合です。

再登録の手続きはマイクロソフトのコールセンターに電話して行います。

なお、OEM版のWindows XPは、ライセンス上、原則として新しい別のパソコンにインストールできませんので注意してください。 例外としては、メモリモジュールとのバンドルで購入した場合、そのメモリモジュールを搭載したパソコンであれば購入当初と別のパソコンでも使用が認められます。メモリモジュール以外の内蔵パーツでも同様です。

ところで、「パソコンのハードウェア構成の大部分を一度に変更した場合」について、 どの程度が大部分の変更になるかというのが問題となります。 再認証が必要となるハードウェア構成の変更の基準は次の通りです。

ドッキングステーションが接続できるパソコンならば、

ドッキングステーションが接続できないパソコンならば、

ただし、同じ項目に関するパーツを何度交換しても、それは1項目の変更とみなされます。

ちなみに、ドッキングステーションとは、 小型ノートパソコンの機能不足を補うための、 ポートやドライブを搭載したオプションの部品のことをいいます。

したがって、自作パソコンにおいてはドッキングステーションが接続できない場合を想定してください。

「一度削除して再インストールした場合」には、次のようにして再認証を回避することができます。

再インストール前に、 C:\Windows\system32 フォルダ内にある wpa.dbl というファイルをバックアップします。 そのファイルには、アクティベーションに関する情報が記述されています。 そして、再インストール後に、そのファイルを C:\Windows\system32 フォルダにコピーします。

【2004年11月18日追記】 Windows XP Professional SP1でこの方法(wpa.dplを上書きする方法)を試したところ、うまくいきませんでした。通常起動だけでなく、セーフモードでも失敗しました。そのかわり、OSを再インストールした後、インターネットによるアクティベーションが可能でした。

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