コンピュータ・インターネット - プログラミング - Ruby

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改訂新版 基礎Ruby on Rails (IMPRESS KISO SERIES)
株式会社オイアクス、黒田 努、佐藤 和人 (インプレスジャパン 2012年03月05日)


The RSpec Book (Professional Ruby Series)
David Chelimsky、Dave Astels (翔泳社 2012年02月22日)


Ruby on Rails 3 ポケットリファレンス
山田 祥寛 (技術評論社 2012年01月26日)


1人でつくる「Ruby on Rails3」アプリケーション―Webアプリケーションの開発から公開まで! (I・O BOOKS)
堀 正義 (工学社 2011年12月)


Ruby on RailsによるWebアプリケーション・スーパーサンプル改訂版
GMOメディア株式会社 中村 真一郎 (ソフトバンククリエイティブ 2011年09月01日)


Ruby on Rails 3 アプリケーションプログラミング
山田 祥寛 (技術評論社 2011年05月12日)


はじめてのRuby on Rails3―「Webアプリケーション」作りに定番の「フレームワーク」を使う! (I・O BOOKS)
清水 美樹 (工学社 2010年11月)


リファクタリングRuby―実践ワークブック
ウィリアム・C. ウェイク、ケヴィン ラザフォード (ピアソン桐原 2010年11月)


楽しいプログラミング―オブジェクト指向言語Rubyを使って
小波 秀雄 (学術図書出版社 2010年10月)


Rubyレシピブック 第3版 303の技
青木 峰郎、後藤 裕蔵、高橋 征義 (ソフトバンククリエイティブ 2010年08月28日)


メタプログラミングRuby
Paolo Perrotta (アスキー・メディアワークス 2010年08月28日)


情報科学入門―Rubyを使って学ぶ
増原 英彦、東京大学情報教育連絡会 (東京大学出版会 2010年06月23日)


プログラミングRuby 1.9 −言語編−
Dave Thomas with Chad Fowler and Andy Hun (オーム社 2010年05月26日)


プログラミングRuby 1.9 −ライブラリ編−
Dave Thomas with Chad Fowler and Andy Hunt (オーム社 2010年05月26日)


JRuby on Rails実践開発ガイド (Professional Ruby Series)
Ola Bini (翔泳社 2010年05月18日)


Ruby on Rails携帯サイト開発技法
伊藤 祐策、富田 陽介、三上 喜之 (ソフトバンククリエイティブ 2010年04月30日)


たのしいRuby 第3版
高橋 征義、後藤 裕蔵 (ソフトバンククリエイティブ 2010年03月31日)


Rubyベストプラクティス -プロフェッショナルによるコードとテクニック
Gregory Brown (オライリージャパン 2010年03月26日)


JRuby on Railsシステム構築入門 (DB Magazine SELECTION)
橋本 吉治 (翔泳社 2010年03月17日)


リファクタリング:Rubyエディション
Jay Fields、Shane Harvie、Martin Fowler、Kent Beck (アスキー・メディアワークス 2010年02月27日)


Rubyゲームプログラミング ~超強力ゲーム用フリーライブラリ“Miyako”で実現!~
サイロス 誠 (毎日コミュニケーションズ 2009年12月19日)


はじめてのGrails―「Ruby on Rails」風の「フレームワーク」をJavaで使いこなす! (I・O BOOKS)
清水 美樹 (工学社 2009年11月)


Rubyではじめるバイオインフォマティクス―生物系のためのプログラミング入門
多田 雅人 (培風館 2009年11月)


RubyによるMac OS Xデスクトップアプリケーション開発入門 ~Ruby×RubyCocoa/MacRuby×HotCocoa~
高尾 宏治 (毎日コミュニケーションズ 2009年09月25日)


作りながら学ぶ Ruby入門
久保秋 真 (ソフトバンククリエイティブ 2009年09月24日)


のに子博士のブラボーRuby道 プログラミングはじめるゾ
のに子 (インプレスジャパン 2009年09月17日)


Ruby 3 オブジェクト指向とはじめての設計 (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)
arton、宇野 るいも (翔泳社 2009年08月28日)


Ruby 逆引きレシピ すぐに美味しいサンプル&テクニック 232 (PROGRAMMER’S RECIPE)
島田 浩二、設樂 洋爾、村田 賢太、前田 智樹、谷口 文威 (翔泳社 2009年07月25日)


「Ruby on Rails2」ではじめるWebアプリケーション開発 (I・O BOOKS)
田中 成典 (工学社 2009年07月)


独習Ruby
株式会社テクノロジックアート (翔泳社 2009年06月18日)


Rubyでつくる検索エンジン
星澤 隆 (毎日コミュニケーションズ 2009年05月26日)


Ruby逆引きハンドブック
るびきち (シーアンドアール研究所 2009年05月25日)


Rubyによるデザインパターン
Russ Olsen、ラス・オルセン (ピアソン桐原 2009年04月01日)


Rubyプログラミング入門 ―はじめてのプログラミング、はじめてのRuby
まえだ ひさこ、清水 智公、土屋 一樹 (ビー・エヌ・エヌ新社 2009年03月27日)


Ruby技術者認定試験 公式ガイド (ITpro BOOKs)
伊藤忠テクノソリューションズ (日経BP社 2009年03月25日)


Rubyの冒険―言語解説とファンタジー (I・O BOOKS)
丸岡 孝司 (工学社 2009年03月)


Ruby 2 さまざまなデータとアルゴリズム (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)
arton、宇野 るいも (翔泳社 2009年02月13日)


Ruby 1 はじめてのプログラミング (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ)
arton、宇野 るいも (翔泳社 2009年01月30日)


JavaプログラマのためのRuby入門
arton、高井 直人 (アスキー・メディアワークス 2009年01月29日)


プログラミング言語 Ruby
まつもと ゆきひろ、David Flanagan (オライリージャパン 2009年01月26日)


Rubyで作る奇妙なプログラミング言語 ~Esoteric Language~
原 悠 (毎日コミュニケーションズ 2008年12月20日)


Rails Way (Professional Ruby Series)
Obie Fernandez (翔泳社 2008年12月04日)


Rubyによる情報科学入門
久野 靖 (近代科学社 2008年12月)


かんたんRuby on RailsでWeb制作
黒田 努、山本 不二也 (翔泳社 2008年10月04日)


Rubyの絵本
アンク (翔泳社 2008年09月04日)


JRuby 徹底入門
株式会社イーシー・ワン (ソーテック社 2008年07月19日)


初めてのRuby
Yugui (オライリージャパン 2008年06月26日)


Ruby on Rails 逆引きクイックリファレンス Rails 2.0対応
大場 寧子、大場 光一郎、久保 優子 (毎日コミュニケーションズ 2008年05月31日)


まるごと Ruby! Vol.1
るびきち、arton、大場 光一郎、高井 直人、後藤 謙太郎、新井 俊一、瀧内 元気、cuzic、倉貫 義人、大場 寧子、久保 優子、十河 学、舞波 (インプレスジャパン 2008年05月30日)


Rails of Ruby on Rails ~Case of LOCUSANDWONDERS.COM~
Plan de Sens、清水 智雄 (毎日コミュニケーションズ 2008年05月14日)


10日でおぼえる Ruby on Rails入門教室
arton (翔泳社 2008年04月15日)


Ruby Way 第2版 (Professional Ruby Series)
Hal Fulton (翔泳社 2008年04月15日)


はじめてのRuby on Rails 2 (I・O BOOKS)
清水 美樹 (工学社 2008年04月)


はじめてのRubyプログラミング (TECHNICAL MASTER)
山本 団 (秀和システム 2008年04月)


Ruby on RailsによるWebアプリケーション・スーパーサンプル
久保秋 真、後藤 修一、中村 真一郎 (ソフトバンククリエイティブ 2008年03月26日)


みるみるRubyがわかる本―初歩からウェブまで
掌田 津耶乃 (秀和システム 2008年03月)


Rubyスクリプティングテクニック ―テスト駆動による日常業務処理術
Brian Marick (オライリー・ジャパン 2008年02月23日)


7日でマスター Ruby on Rails 2.0対応で作るWebアプリケーション入門―インストール方法からアプリケーションのカスタマイズ、公開まで手軽に短時間でアプリケーション開発の基本を習得
武井 一巳 (メディアテック出版 2008年01月)


Rubyist Magazine出張版 Ruby on Windows
cuzic (毎日コミュニケーションズ 2007年12月19日)


基礎Ruby on Rails (IMPRESS KISO SERIES)
黒田 努、佐藤 和人 (インプレスジャパン 2007年10月25日)


Rubyではじめるゲームプログラミング―人気の国産言語で、誰でも簡単にゲームが作れる! (I・O BOOKS)
山本 団 (工学社 2007年07月)


Rubyで作るWebアプリケーション入門―プログラムの基礎からCGI、Web API、Ruby on Railsまでアプリケーション作成の基本を学ぶ
武井 一巳 (メディアテック出版 2007年07月)


Rubyクックブック ―エキスパートのための応用レシピ集
Lucas Carlson、Leonard Richardson (オライリー・ジャパン 2007年04月27日)


JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド
Bruce A. Tate (オライリー・ジャパン 2007年04月21日)


Rubyist Magazine 出張版 正しいRubyコードの書き方講座―RubyistのRubyistによる、Rubyistとそうでない人のための
青木 峰郎 (毎日コミュニケーションズ 2007年03月)


Rubyインターネットプログラミング教室―14歳からはじめる
掌田 津耶乃 (ラトルズ 2007年03月)


Rubyレシピブック 第2版 268の技
青木 峰郎、後藤 裕蔵、高橋 征義 (ソフトバンク クリエイティブ 2007年02月01日)


実践 Ruby on Rails Webプログラミング入門―無駄なく迅速な開発環境
伊尾木 将之、長瀬 嘉秀、倉貫 義人、松本 哲也 (ソーテック社 2006年09月)


プログラミングRuby 第2版 ライブラリ編
Dave Thomas、Chad Fowler、Andy Hunt (オーム社 2006年08月26日)


プログラミングRuby 第2版 言語編
Dave Thomas、Chad Fowler、Andy Hunt (オーム社 2006年08月26日)


たのしいRuby 第2版 Rubyではじめる気軽なプログラミング
高橋 征義、後藤 裕蔵 (ソフトバンククリエイティブ 2006年08月05日)


Ruby on Rails入門―優しいRailsの育て方
西 和則 (秀和システム 2006年08月)


はじめてのRuby on Rails―話題の「Webアプリケーション・フレームワーク」が使える! (I・O BOOKS)
清水 美樹 (工学社 2006年08月)


かんたんRuby on RailsでWebアプリケーション開発
arton (翔泳社 2006年07月27日)


最新LLフレームワークエクスプローラ Ruby on Rails, Maple/Ethna(PHP),Catalyst(Perl),TurboGears(Python) 5大フレームワーク徹底攻略
(技術評論社 2006年07月07日)


はじめよう Ruby on Rails
高橋 征義、かずひこ、喜多川 豪 (アスキー 2006年07月03日)


ライド・オン・Rails Ruby on Railsを徹底攻略
吉田 和弘、馬場 道明 (ソフトバンククリエイティブ 2006年06月30日)


Ruby プログラミング基礎講座
広瀬 雄二 (技術評論社 2006年01月13日)


dRubyによる分散・Webプログラミング
関 将俊 (オーム社 2005年07月)


恋するプログラム―Rubyでつくる人工無脳
秋山 智俊 (毎日コミュニケーションズ 2005年04月)


Rubyレシピブック 268の技
青木 峰郎、後藤 裕蔵、高橋 征義、まつもと ゆきひろ (ソフトバンククリエイティブ 2004年05月)


Rubyシェルプログラミング
るびきち (技術評論社 2003年08月02日)


Rubyの冒険 旅立ち篇―Rubyで簡単プログラミング入門
熊谷 秀武 (毎日コミュニケーションズ 2003年08月)


Rubyの冒険 遊々篇―Rubyで楽しくプログラム開発
熊谷 秀武 (毎日コミュニケーションズ 2003年08月)


PerlユーザーのためのRuby入門
吉田 和弘 (オーム社 2003年04月)


Ruby‐DBウェブデザイン―Oracleなど10数種類のRDBに対応するRuby/DBI
金光 雅夫 (CQ出版 2002年12月)


Rubyソースコード完全解説
青木 峰郎 (インプレス 2002年12月)

   Rubyの生みの親であり本書の監修者であるまつもとゆきひろは、人と人とがコミュニケーションするための自然言語と同様に、人がコンピュータに意志を伝えるプログラミング言語も、「ソースコードは、アルゴリズム、テクニック、表記法、美学、哲学を含む読み物である」と述べている。

   本書は、Rubyのソースコードを使って、Rubyの内部をできるだけ詳細に解説したものである。Rubyの構造を理解し、言語処理系一般についての知識を身につけ、またソースコードを解読して技術を高めることを目的としている。C言語とオブジェクト指向の基礎知識がある読者が対象となる。難易度は入門書のレベルではないが、初心者でも挑戦するに値する内容となっている。

   本書は4部から構成されている。第1部「オブジェクト」では、Rubyの基本的な知識、オブジェクトの具体的な内部構造、ハッシュテーブル、Rubyのクラスシステム、ガーベージコレクション、変数と定数、セキュリティについて、第2部「構文解析」では、Rubyの仕様、最低限のyaccの知識、パーサ、パーサとスキャナの連携、Rubyの内部で構築されるノードについて、第3部「評価」では、評価器、コンテキスト、メソッド、ブロック、動的評価について、第4部「評価器の周辺」では、RubyとCのライブラリの実行時ロード、スレッドの実装について述べている。

   巻末の付録には、マクロリファレンスと参考文献が掲載されている。全体にわたりRubyのソースコードが、豊富な図版を使ってわかりやすく解説されている。また、各部のはじめには基礎的な知識を説明しており、理解しやすくするための配慮がなされている。添付のCD-ROMには、本書で解説するRuby1.7.3のソースのアーカイブを収録している。(大塚佳樹)


eRuby―テキスト埋め込み型Ruby (スキルアップ!Webテクニック)
高井 守 (毎日コミュニケーションズ 2002年11月)


Ruby de XML―Rubyで始めるXML!
須藤 功平 (オーム社 2002年11月)


The Ruby Way―Ruby道への招待
ハル フルトン、やまだ あきら (翔泳社 2002年11月)

   Rubyは「Perlより強力でPythonよりオブジェクト指向のスクリプト言語」としてまつもとゆきひろにより開発された。1995年に公開されたこの言語は、海外においてもコミュニティが発生し、現在に至るまで世界中の人々によってバージョンアップが進められている。

   本書は、Rubyの広範囲なプログラミングテクニックについて解説したものである。大半が実践的内容となっており、Rubyプログラミング経験者が対象になると考えられる。そのため、Ruby初心者には理解が難しいかもしれない。
本書は9章から構成されている。各章の概要は以下のとおりである。

1章「Rubyの概要」
基本的な構文や意味、オブジェクト指向のプログラミング(OOP)、動的な機能について

2章「簡単なデータ処理」
文字列、数値、正規表現、時刻と日付について

3章「構造化データの操作」
配列、ハッシュ、スタックとキュー、ツリー、グラフ等の操作について

4章「外部データの処理」
ファイル操作とディレクトリ操作、外部データベースとの接続、CSVデータの処理について

5章「RubyにおけるOOPと動的型操作」
複雑な動的OOPについて

6章「Ruby用のグラフィカルインターフェース」
Tk、GTK、FOXなどのGUIシステムについて

7章「Rubyにおけるスレッド」
スレッドの作成と操作、同期化について

8章「スクリプトとシステム管理」
外部プログラムの実行、Shellライブラリ、環境変数へのアクセス、MS Windows環境でのスクリプトなど、Rubyを使って低レベルでOSとやりとりする方法について

9章「ネットワークとWebプログラミング」
ネットワークサーバ/クライアント、RubyとWebサーバー、RubyとCGIプログラミング、分散Rubyについて

   サンプルコードと丁寧かつ詳細な解説で、理解しやすい。巻末には、付録としてPythonやPerl から移行する際の注意点が載せられている。Rubyの逆引きのリファレンスとしても使用可能で、Rubyを極めたい読者にはぜひ一読をおすすめする。(大塚佳樹)


Ruby Magic―Rubyで極める正規表現
竹内 仁 (オーム社 2002年09月)


Ruby de CGI―Rubyで作るインタラクティブWebサイト
堀川 久、RubyUnit (オーム社 2002年05月)


Ruby/GTKプログラミング入門
三並 慶佐 (技術評論社 2002年05月)


Rubyアプリケーションプログラミング
前田 修吾、まつもと ゆきひろ、やまだ あきら、永井 秀利 (オーム社 2002年04月)


たのしいRuby―Rubyではじめる気軽なプログラミング
高橋 征義、後藤 裕蔵 (ソフトバンククリエイティブ 2002年03月)


Ruby Gem Box―ツール利用でここまでできる
RubyUnit (オーム社 2002年02月)


Rubyを256倍使うための本 界道編
永井 秀利 (アスキー 2001年12月)


dRubyによる分散オブジェクトプログラミング
関 将俊 (アスキー 2001年10月)


プログラミングRuby―達人プログラマーガイド
デビット トーマス、アンドリュー ハント (ピアソンエデュケーション 2001年09月)

   オブジェクト指向スクリプト言語Rubyの詳細なチュートリアルとリファレンス。デビッド・トーマスとアンドリュー・ハントは、名著『達人プログラマー』(ピアソン・エデュケーション)の著者でもある。監修者はRubyの親である、まつもとゆきひろだ。本書は、まつもとに「現在までに出版されたRuby関連の書籍の中で、本書がもっとも網羅的で正確ではないか」と言わしめるほどの仕上がりになっている。

   本書は4部構成となっている。第1部「Rubyの基礎」は、Rubyのチュートリアルだ。クラス、オブジェクトに始まり、コンテナ、メソッド、式、例外、スレッド、プロセス、デバッグなどについて解説している。第2部「Rubyとその周辺」では、Rubyの起動方法、CGIの利用、Tkアプリケーションとの融合、Windows環境での使用方法、Ruby拡張ライブラリについて解説している。

   第3部「Rubyの文法と動作の仕組み」では、Rubyの文法、クラスとオブジェクトの詳細、リフレクション、メソッドの動的呼び出しについて解説している。第4部「Rubyライブラリリファレンス」は、Rubyのクラス/モジュールで定義されているメソッドとライブラリのリファレンスとなっている。

   付録には、組み込みドキュメント、対話型Ruby(irb)シェルなどの解説を収録。(遠野 諒)


Rubyを256倍使うための本 黄道編
The Right Stuff (アスキー 2001年08月)

   本書は「Rubyを256倍使うための本」の6冊目にあたる。本書、黄道(こうどう)編のテーマは、RubyとDelphiを協調させて使うためのツールである「Apollo」だ。通常、RubyだけではGUIを用いた開発はできない。だが、Apolloを使えば、Windowsのグラフィカルな画面上でRubyプログラミングが可能になる。しかも、RubyからDelphiのクラスライブラリ(Visual Component Library:VCL)が使えるようになる。逆に、DelphiのプラグラムからRubyスクリプトを呼び出すことも可能だ。

   本書では、最初にApolloの概要を説明した後で、GUI画面を用いたデータベースアプリケーションについて解説している。続いて、Apolloを使ってRubyの拡張ライブラリを作成する方法や、ApolloとBorland C++ Builderを組み合わせて使う方法などについても解説している。(遠野 諒)


Rubyを256倍使うための本 網道編
ただ ただし、arton (アスキー 2001年06月)

   Rubyを使った掲示板システムと分散ネットワーク対応のゲーム(ロボット対戦ゲーム)の作り方などを解説。Rubyとは、まつもと ゆきひろが開発した日本生まれのオブジェクト指向スクリプト言語だ。共著者の1人artonは、256倍シリーズの『Rubyを256倍使うための本 邪道編』の著者でもある。

   本書で解説されている内容の実用度は高く、ロボット対戦ゲームのほうは技術的にも高度だ。語り口は、これまでに刊行されている256倍シリーズと同じく軽妙。そのため、最後までさらりと読めてしまうかもしれないが、脚注やコラムにも貴重な情報が書かれているので見逃さないようにしてもらいたい。

   本書の前半では、RubyとCGIを使ったシステムを2つ作成している。1つは、基本的な機能を備えた掲示板システムで、もう1つは「散財自慢システム」(つまり、小遣い帳)である。散財自慢システムでは、eRuby(埋め込みRuby)を使ったCGIの作成方法や、エラー処理、Cookie制御についても解説している。

   本書の後半では、分散ネットワーク対応のロボット対戦ゲーム「Rubyrobots」を作成している。Rubyrobotsは、ゲームプログラムのTclrobots(CROBOTSのTcl/Tkバージョン)をRubyに移植したものだ。移植にあたっては、分散オブジェクト環境を実現するdRuby(分散Ruby)やウィンドウズのGUIを呼び出すSWin拡張モジュールなどが利用されている。ここでは、オブジェクト指向のありがたみとRubyの使い勝手の良さがよくわかるはずだ。(遠野 諒)


Rubyを256+倍使うための本 紅玉制覇編
Rubyを256倍使う会 (アスキー 2001年05月)


Rubyを256+倍使うための本 場外乱闘編
Rubyを256倍使う会 (アスキー 2001年05月)


RubyによるCGIプログラミング (SCC books)
三並 慶佐 (エスシーシー 2001年03月)

   Rubyは、まつもとゆきひろによってフリーウェアとして作られたプログラミング言語だ。まつもとは高校生のころよりプログラミング言語とオブジェクト指向に興味を持っていたようで、その夢がRubyという形で現実のものになった。CGIプログラミング言語としてはPerlが有名だが、まつもと自身Perlの作者ラリー・ウォールを尊敬していることもあり、Rubyが純粋なオブジェクト指向言語であること以外はコンセプトが似ている。

   本書は、RubyをCGIの開発言語として利用する方法を解説している。RubyとWWWサーバーのApacheは、ウィンドウズとUNIX版(ソースファイル)が付属のCD-ROMで用意されているため、本書があれば開発環境は整う。

   本書はサンプルプログラムを用いて、メールフォームや検索エンジン、掲示板、PHPのようにHTMLファイル内にRubyプログラムを記述するeRuby(embedded Ruby)の利用方法、さらにはPostgreSQLと連携したショッピングシステムなどでRubyのプログラミング方法を解説する。配列、ハッシュ、正規表現、クラスなどのプログラミングについての説明は、それらのテクニックが必要な章で解説されており、順番にサンプルプログラムを学びながらRubyによるCGIプログラミングを習得することができる。

   サンプルプログラムの重要な箇所にはわかりやすい説明がついているが、それ以外の部分は何らかのプログラミング言語を習得している人なら、サンプルプログラムのソースコードを読むことで内容を把握できるだろう。初心者は、プログラムを打ってみて実際に動かしながら理解していく方がいい。

   ただし、本書にはRubyのコマンドやプログラミング方法の詳細な解説はないため、読者の思い通りのCGIプログラムを作成するには、他の書籍でさらにRubyについて勉強する必要があるだろう。Rubyは純粋なオブジェクト指向言語であるため、無理やりオブジェクト指向に対応させた感のあるPerlよりも開発がしやすい。ただし、CGIの利用できるプロバイダーはPerlでの開発が可能なところは多いが、Rubyが利用できるところはなかなか見つからないのが残念だ。

   Rubyは日本発のプログラミング言語で、海外の開発者の間でも人気が出てきている。PerlもCGI開発言語として普及した経緯があるため、本書をきっかけに多くのRuby開発者が出ることを期待する。(相馬 聖)


Rubyを256倍使うための本 魔道編
るびきち (アスキー 2001年03月)


Rubyライブラリ編 (ASCII SOFTWARE SCIENCE Language)
(アスキー 2001年02月)

   本書は、オブジェクト指向スクリプト言語Rubyの標準ライブラリ、クラス、関数のリファレンスだ。なお、Rubyとは、まつもと ゆきひろ氏が個人で開発しているフリーソフトウェアである。Rubyは、Perlと同じように強力なテキスト処理機能を持ち、シンプルな文法でありながら、演算子オーバーロード、例外処理やイテレータ、ガーベージコレクタといった高度の機能も備えている。本書では、Rubyプログラミングで特に必要となる情報を厳選して解説している。解説は簡潔であり、知りたいことがすぐにわかる。Rubyプログラミングには必携の1冊となっている。

   本書は、5章で構成され、第1章「ライブラリ」では、Rubyの概略、添付ライブラリ、WWWで入手可能な各種リソースについて解説。第2章「標準クラス群」では、Array、Bignum、Class、…、Thread、ThreadGroup、Timeなど64個のクラスを詳説。第3章「組み込み関数」では、標準で使用可能な関数(正確にはメソッド)を解説。第4章「添付ライブラリ」では、ダイナミックリンクで使用するライブラリについて解説。BasicSocket、CGI、CGI::Cookie、…、UDPSocket、UNIXServer、UNIXSocketなど36個を取り上げている。第5章「コマンドラインオプション」では、Rubyインタプリタで使用可能なコマンドラインオプションを掲載している。(遠野 諒)


Rubyを256倍使うための本 無道編
青木 峰郎 (アスキー 2001年02月)


Rubyを256倍使うための本 極道編
助田 雅紀 (アスキー 2001年01月)


Rubyデスクトップリファレンス
まつもと ゆきひろ (オライリー・ジャパン 2000年11月)

Rubyは まつもとゆきひろによるオブジェクト指向のスクリプト言語である。スクリプト言語であればPerlが、スクリプト言語でありかつオブジェクト指向であればPythonが存在するが、RubyはPerlに比べてよりシンプルで、かつ生まれながらのオブジェクト指向である。またPythonと比べると、オブジェクトのインスタンスがデフォルトで参照できない、すべてのデータ(Integer、String、List)がオブジェクトのインスタンスである、などの違いがある。
Rubyはオープンソースであり、GPLおよびRuby独自の緩い条件に従って配布されている。いわゆる一行野郎からCGIなどでの用途、またデータベースとの連携や最近ではウィンドウズでも使われている。日本製だったが、海外でも評価が高まり、現在ではRubyに関する英語の書籍も発売されているくらいである。
本書は、Rubyの原作者であるまつもとゆきひろがRuby1.6に基づいて直接書いており、その内容には信頼が持てる。具体的にはコマンドラインオプション、リテラル、変数、メソッドの呼び出し、制御構造、組み込み定数および関数、正規表現、入出力、ネットワーク、スレッドなどの内容を収録しており、Rubyに関する主要な情報はほぼこれ1冊でカバーできる。Rubyを使ってプログラミングをする人は、1冊デスクに置いておくと便利だろう。(西谷真一)

Rubyを256倍使うための本 邪道編
arton (アスキー 2000年10月)

本書でいう「邪道」とは、もともとUNIX指向の言語であるRubyを、ウィンドウズで使うことを意味する。
筆者は本書のことを、「Windowsという分散オブジェクトOSとRubyというオブジェクト指向言語の出会いを扱った本」と称しているが、その目的は「単なる道具」となったパソコンに「ボンネットを開ける楽しみを与える」ことであると言えよう。
たとえば本書の第2章ではMicrosoft Wordの文章をgrepするという話題が扱われている。本章ではこれをRubyとWin32OLE(Rubyの拡張ライブラリ)を用いて

ruby docgrep.rb -o 検索文字列 FooBar.doc

というような形で実現している。
3章以降では「JScriptとVBScriptが使える[のに]…なんで、Rubyが使えないんだ?」という著者の不満を解決する形で解説が進められる。著者の作成した「RubyにCOMの衣を被せて外部のアプリケーションに組み込む仕掛け」であるActive Script Rubyが紹介され、章を追うごとに発展していく。
著者の基本的なスタンスが「楽しみ」であるため、腰の落ち着いた解説本ではないが、ウィンドウズ上でRubyを楽しみたいという人にはおすすめできる。
Rubyについて詳しく学びたい人は、『オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby』および、『Rubyプログラミング入門』などを参照するといいだろう。(西谷真一)


Rubyプログラミング入門
原 信一郎 (オーム社 2000年10月)


オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby (ASCII SOFTWARE SCIENCE Language)
まつもと ゆきひろ、石塚 圭樹 (アスキー 1999年10月)


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