コンピュータ・インターネット - デザイン・グラフィックス - Webデザイン

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アメブロデザイン カスタマイズレシピブック
外間 かおり (ソフトバンククリエイティブ 2012年03月29日)


現場のプロが教えるDreamweaverデザインの教室
境祐司、外間かおり、植木友浩、三留裕介 (MdN 2012年03月23日)


Flash モーションタイポグラフィ 50サンプル&チュートリアル
A.e.Suck (ソフトバンククリエイティブ 2012年02月29日)


ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック 3 Webディレクション 第2版
標準ガイドブック制作プロジェクト、益子 貴寛、野口 貴史、長澤 大輔、安藤 直紀、境 祐司、長谷川 恭久、樋口 進、山本 聰、原 一浩、佐藤 伸哉、細川 英樹、横堀 直之、坂本 貴史、浅野 紀予、中嶋 文彦 (ワークスコーポレーション 2011年12月27日)


ウェブ配色ミニ帳 (MdN BOOKS)
オブスキュアインク (MdN 2011年12月22日)


Photoshop ガーリーデザインテクニック
野中 みやこ (ソフトバンククリエイティブ 2011年11月18日)


ウェブデザインのつくり方、インターフェイスデザインの考え方。
矢野りん (MdN 2011年09月26日)


デザインセンスを身につける (ソフトバンク新書)
ウジ トモコ (ソフトバンククリエイティブ 2011年09月20日)


WordPressスーパーカスタマイズ 3.2対応 ポテンシャルを100%引き出すテクニック
下野 宏、下野 理子 (ソフトバンククリエイティブ 2011年09月03日)


すべての人に知っておいてほしい WEBデザインの基本原則
境 祐司、古籏 一浩、こもりまさあき、セカンドファクトリー、坂本 邦夫、加藤 善規、原田 学史、豊沢 泰尚 (MdN 2011年03月30日)


ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック 1 Webリテラシー 第2版
標準ガイドブック制作プロジェクト、益子 貴寛、田中 正裕、中嶋 文彦、渡辺 隆広、野口 貴史、長澤 大輔、安藤 直紀、境 祐司、長谷川 恭久、樋口 進、山本 聰、原 一浩、佐藤 伸哉、矢野 りん、植木 真、中村 享介 (ワークスコーポレーション 2011年03月29日)


Webデザイン・フォーラム 10人のプロが教える原則と経験則
茂木 葉子 (翔泳社 2011年03月11日)


WordPressスーパーカスタマイズ 3.0対応 ポテンシャルを100%引き出すテクニック
下野 宏、下野 理子 (ソフトバンククリエイティブ 2010年11月29日)


ケータイサイト解体新書 デザインパターンから理解する実装テクニック
ホシナカズキ (ワークスコーポレーション 2010年06月26日)


Flash ActionScript3.0 Handbook
宮田 亮 (ソフトバンククリエイティブ 2010年06月25日)


よくわかるAmazonEC2/S3入門 ―AmazonWebServicesクラウド活用と実践 (Software Design plusシリーズ)
藤崎 正範、深海 寛信、五十嵐 学、馬場 俊彰 (技術評論社 2010年06月11日)


Flash Math & Physics Design ActionScript 3.0による数学・物理学表現[実践編]
古堅 真彦 (ソフトバンククリエイティブ 2010年05月20日)


ガレリアCSS プロに学ぶスタイルシートの定番デザイン
林 大輔 (ソフトバンククリエイティブ 2010年02月24日)


Web制作の現場で使う jQueryデザイン入門 (WEB PROFESSIONAL)
西畑 一馬 (アスキー・メディアワークス 2010年02月12日)


デザイナーなら絶対知っておくべき Webデザイン50の原則
境 祐司 (ソフトバンククリエイティブ 2009年10月27日)


「伝わる」のルール 体験でコミュニケーションをデザインする
伊藤 直樹 (インプレスジャパン 2009年09月17日)


GameGraphicsDesign キャラクターCG彩色テクニック
瑞穂 わか (ソフトバンククリエイティブ 2009年08月27日)


Webサイト構築ワークフロー 企画から制作、運用まで、プロの技術を学ぶ
生田 昌弘 (ソフトバンククリエイティブ 2009年08月27日)


Illustrator 10年使える逆引き手帖【CS4/CS3/CS2/CS/10/9/8 対応】 (ああしたい。こうしたい。)
高野 雅弘 (ソフトバンククリエイティブ 2009年07月30日)


見た目だけに頼らない本物のWebデザイン 業績アップのための最重要テクニック
玉井 昇 (MdN 2009年05月22日)


フォトレタッチのいろは (SOFTBANK MOOK)
吉田 浩章 (ソフトバンククリエイティブ 2009年03月03日)


iPhone Web Style
株式会社FEYNMAN 正 健太朗、川畑 佑介 (ソフトバンククリエイティブ 2009年02月27日)


標準ActionScript 3.0入門
吉岡 梅 (ソフトバンククリエイティブ 2009年01月30日)


PhotoshopデザインShot! (Design Idea Books)
JET_COMPANY 下田 和政 (ソフトバンククリエイティブ 2009年01月21日)


Flash Math & Physics Design:ActionScript 3.0による数学・物理学表現[入門編]
古堅 真彦 (ソフトバンククリエイティブ 2008年12月25日)


ITエンジニアのためのWebデザイン (ITproBOOKS)
園田誠、中垣 茂、川西裕 幸、斉藤 国博 (日経BP社 2008年10月16日)


Movable Typeデザインカスタマイズブック MT4.2対応 クリエイターのためのValue Design
下野 宏、岡下 明宏、下野 理子、伊野 亘輝 (ソフトバンククリエイティブ 2008年09月27日)


PHP×携帯サイト デベロッパーズバイブル
荒木 稔 (ソフトバンククリエイティブ 2008年09月27日)


Photoshop Webデザイン すぐに使えるアートワーク (ARTWORK SAMPLE)
竹尾 明子、田村 嘉章 (技術評論社 2008年09月05日)


Webプロジェクトマネジメント標準 PMBOK(R)でワンランク上のWebディレクションを目指す
林 千晶、高橋 宏祐 (技術評論社 2008年08月28日)


ローポリ スーパーテクニック
ntny (ソフトバンククリエイティブ 2008年08月01日)


キレイに魅せるデジカメ写真術 手軽に楽しむ撮影とフォトレタッチ
西川 晃太郎 (ソフトバンククリエイティブ 2008年07月09日)


伝える 伝わる わたしだけのホームページを作る本 ~BiND for WebLiFE*ではじめる気軽で楽しいウェブデザイン~
オブスキュアインク (毎日コミュニケーションズ 2008年05月31日)


Flashデザインラボ -プロに学ぶ、一生枯れない永久不滅テクニック (Design Lab+ 1-2)
デザインラボ編集部 (ソフトバンククリエイティブ 2008年05月30日)


Photoshopデザインラボ -プロに学ぶ、一生枯れない永久不滅テクニック- (Design Lab+ 1-1)
デザインラボ編集部 (ソフトバンククリエイティブ 2008年05月30日)


ペルソナ作って、それからどうするの? ユーザー中心デザインで作るWebサイト
棚橋 弘季 (ソフトバンククリエイティブ 2008年05月30日)


Photoshop ロゴ×簡単デザイン Design Idea Book (Design Idea Books)
下田 和政、Jet_Company (ソフトバンククリエイティブ 2008年04月26日)


Photoshop&Illustrator 素材×簡単作成 Design Idea Books
下田 和政、Jet_Company (ソフトバンククリエイティブ 2008年04月26日)


スタイルシート ワークショップ CSS+XHTMLによる「Web標準」実践ガイド
喜安 亮介 (ソフトバンククリエイティブ 2008年02月27日)


Webサイト設計のためのペルソナ手法の教科書 ~ペルソナ活用によるユーザ中心ウェブサイト実践構築ガイド~ (DESIGN IT!BOOKS)
Ziv Yaar、Steve Mulder (毎日コミュニケーションズ 2008年02月23日)


新・Webデザインワークフロー
坂井 とわ子、生田 昌弘 (ソフトバンククリエイティブ 2008年02月01日)


入門Webデザインユーザビリティ 使いやすさで成果を上げるプロのワザ
池谷 義紀 (ソフトバンククリエイティブ 2008年02月01日)


ゲームデザイナーの仕事 プロが教えるゲーム制作の技術
前田 圭士 (ソフトバンククリエイティブ 2008年01月26日)


インターネットにかかわる仕事―マンガ ウェブデザイナー ネットワークエンジニア 情報セキュリティ担当者 (知りたいなりたい職業ガイド)
(ほるぷ出版 2007年01月)


Web SITe動画集〈1〉
(アルファ企画 2006年10月)


標準Webデザイン講座 スタイルシート
大藤 幹 (翔泳社 2006年09月21日)


プロセス オブ ウェブデザイン 企画からデザインへ 落とし込みの技術
WEB CREATORS LAB. (翔泳社 2006年06月02日)


プロがこっそり教えるウェブ制作術 改訂第2版
小笠原 たけし (ソフトバンク クリエイティブ 2005年12月21日)


Webレイアウト・セオリー・ブック ~Webデザインのためのレイアウト基礎講座
矢野 りん (MdN 2005年11月30日)


「XHTMLマークアップ&スタイルシート」リフォームデザインガイドブック―「Web標準」を学びたいWebデザイナーのための指南書。
境 祐司 (ソシム 2005年08月)


Web Master 完全ガイド Vol.1 (Impress mook)
インターネットマガジン特別編集 (インプレス 2005年07月11日)


知っておきたいWebデザイン きほんBOOK
宮窪 伸治 (新星出版社 2005年06月)


Webデザイン・ハンドブック ~効率的なサイト制作のためのヒント&ガイド~
深沢 英次 (MdN 2005年04月28日)


CSSクックブック ―Webデザインのための活用テクニック集
Christopher Schmitt (オライリージャパン 2005年02月28日)


速習Webデザイン 改訂新版 Webデザイン基礎
境 祐司 (技術評論社 2005年02月24日)


Web Designer 2.0 進歩し続けるWebデザイナーの考え方
長谷川 恭久 (ソシム 2005年02月)


インターネット&Webしくみ事典―Webディレクター&デザイナーのためのグラフィックバイブル
アイドゥ、スマートイメージ (ワークスコーポレーション 2004年11月)


よくわかる ウェブ・アクセシビリティ&ユーザビリティ―誰もが使いやすいウェブサイトへ (よくわかるトレーニングテキスト)
富士通株式会社総合デザインセンター、富士通オフィス機器 (FOM出版 2004年10月)


テクスチャ教科書―Texture Imaging
武田 哲也 (ボーンデジタル 2004年08月)


伝わるWeb文章デザイン100の鉄則
益子 貴寛 (秀和システム 2004年07月)


スタイルシート スタイルブック
有坂 陽子、長谷川 恭久 (翔泳社 2004年02月11日)


説得できるWebデザイン200の鉄則 顧客をがっちりつかむサイトはこう作る
山崎 紅、黒田 聡、山﨑 紅、黒田 聡 (日経BP社 2003年11月13日)


よくわかるマスター WEBクリエイター能力認定対策テキスト&問題集 サーティファイWeb利用・技術認定委員会公認 初級
(FOM出版 2003年09月27日)


Webデザインひらめきブック グラフィックパーツ編
高柳 ヤヨイ、高松 隼人、福島 悟、川名 寿介 (毎日コミュニケーションズ 2003年09月)


Webデザインひらめきブック レイアウト編
高柳 ヤヨイ、高松 隼人、福島 悟、川名 寿介、安藤 光、岡崎 由美子、中野 真理 (毎日コミュニケーションズ 2003年09月)


基礎Web技術 (IT Text)
市村 哲、伊藤 雅仁、宇田 隆哉 (オーム社 2003年09月)


一週間でマスターするCSS for Windows (1 Week Master Series)
相原 哲哉 (毎日コミュニケーションズ 2003年09月)


ウェブサイトデザイン―情報を伝えるためのデザインと技術 (Vol.9)
(技術評論社 2003年09月)


落ちるなキケン!WEBデザインの落とし穴
(エムディエヌコーポレーション 2003年09月)

   Webデザインは、サイトを見る人の環境の違いやこれまでの歴史的な背景から、制限や注意すべきことが非常に多い。これらを「落とし穴」としてまとめたのが本書である。本の中央に穴が開いた、斬新で目を引くデザインの装丁が目を引く。

   本書は「落とし穴」の種類別に7章に分かれている。HTML・CSSの文法的なものや、各ブラウザ・OSによる表示の違いはもちろん、テーブルレイアウトで陥りやすい失敗や、JavascriptやCGI、Flashを扱ううえで注意すべきことも解説されている。1つの項目について1ページで簡潔にまとめられており、解決方法がひとことではっきり記載されているので急いでいるときでも手早く調べることができる。

   表示が崩れたり、見えなくなったりするようなものは「キケン!」、表示は崩れないが注意すべきことには「注意」とし、「落とし穴」の危険度に応じてレベルが2段階に分けられているのも分かりやすい。失敗した状態と解決後の状態は、実際の画面の写真を見ながら比較することができる。

   Webデザインは、ブラウザやOSのバージョンアップや、制作に関する技術の進歩の流れが速く、経験者であっても「落とし穴」にはまることが多い。さまざまな情報が交錯しているのが現状だ。その点本書は、Webデザイナーたちの現場での経験を集めて編集されている。通常のページ制作の解説書では得にくい情報も幅広く掲載しているので、初心者から経験者までを対象としておすすめできる。(上野祥子)


プロがこっそり教えるウェブ制作術
小笠原 たけし (ソフトバンククリエイティブ 2003年09月)

   ウェブサイトを制作する際に考慮しなければならない点は多岐に渡り、それらに漏れがあった場合は、致命的な問題に発展することも少なくない。熟練した制作会社ですらトラブルを回避できない場合もあるのだから、経験の浅い人や集団にとって、失敗なくウェブサイトを立ち上げることは奇跡に近いと言っても過言ではない。

   本書は、企画から制作、公開後までの重要なチェックポイントとノウハウを制作の流れに沿って解説している。各章は「Check Point」でサマライズされ、その項目に従って解説されるため、後から確認する際に便利だ。また、「Point」や「Column」等のコーナーでは、「外部デザイナーに発注する場合の契約」「空tdセルの活用法」ほか、制作の現場ならではのノウハウを公開している。カラフルなデザインも見た目の印象だけではなく、機能としても生きている。

   ただし、チェックポイントが分かってもそこから正解が導けるとは限らない。「目的を変えない決意があるか」「目的にあった技術を選んだか」などはもちろん、「写真はきれいか」のような主観的な項目や、トレードオフの関係にある項目など、実際には各人の判断に委ねられる部分が多い。これらの項目に重みづけをしていくためには、作り手、すなわち読者の状況判断が重要となってくる。

   本書で紹介する制作プロセスは、すでに多くの制作会社で採用されている手法である。これからウェブ制作に携わろうとしている人はこれが最低ラインの知識と認識したうえで、自分なりの成功則を見つけていってほしい。(大脇太一)


明解 3次元コンピュータグラフィックス
荒屋 真二 (共立出版 2003年09月)


Professional Web design
エスエスワン (ソフトバンククリエイティブ 2003年04月23日)

   プロがWebデザインの仕事を受注して納品するまで、具体的にどうしたのかという「記録」が紹介されているのが、本書の最大の特徴だ。現場での実際の流れを見ることで、Webデザインのワークフローの現状を知ることができる。

   仕事としてWebデザインをしていくうえでの最低限の知識と心構えについて最初に解説し、著者が実際に制作したWebサイトの具体例を紹介している。この具体例は、著者が過去に受注したクライアント9社・11サイトの事例で、サイトの内容別に章を分けて紹介している。それぞれのサイトを受注するうえでの心構えの解説から始まり、準備、制作手順、クライアントから受けた要望や提案、実際に制作にあたったデザイナーとクライアントの声などが掲載されている。

   制作の部分では、制作途中の状態などの具体例も掲載しながら、どのような流れで制作していったのかを順を追って解説。クライアントから修正依頼を受けた場合はどのように対応したのか、色味やフォントの選定などをする際に、どのようなことを意識して決定したのかなど、単なる制作の記録だけではなく、そこに至るまでにどんなことを考えたのかといったことまでがわかる。

   ワークフローを解説した本は多いが、現場の実際が見えにくいものも多い。そういった点で本書は、まだWebデザインの仕事をしたことがない人、始めたばかりの人には、特に役に立つ内容が多いだろう。(上野祥子)


Webデザイン好感度調査報告―好感度調査で高得点を得るためのデザインの3条件 (DESIGN BEGINNER SERIES)
内田 広由紀 (視覚デザイン研究所 2003年03月)


業種別 ウェブメニューコレクション
Pie Books (ピエブックス 2003年03月)


見込み客を増やす!売れるインターネットの極意―アクセスアップはSEO(検索エンジン対策)で勝つ!
デジタルハイパーバランス、桐谷 晃司、小泉 謙介、渡部 忠 (ダイヤモンド社 2003年03月)


美少女CG講座―萌えろちっくなキャラクターCGを描くための本 (I/O別冊)
(工学社 2003年01月)


標準Webデザイン講座DreamweaverMX
土岩 史幸 (翔泳社 2003年01月)


標準Webデザイン講座FireworksMX
rocketdesign (翔泳社 2003年01月)


ウェブデザイン・ガイド Macromedia Studio MX
瀧上 園枝 (エムディエヌコーポレーション 2002年12月)


Basic of Web Design―誰も教えてくれなかったWebデザインの基本 (Web designing books)
加藤 才智 (毎日コミュニケーションズ 2002年11月)


ウェブデザイナーのためのDreamweaver MX、Fireworks MX and Flash MX
胡鵡 (エーアイ出版 2002年11月)


仕事に役立つWebデザイン完全ガイド (MdN books)
(エムディエヌコーポレーション 2002年10月)

   本書は、第一線で活躍するWebデザイナー6名によって執筆されている。Webデザインにかかわるあらゆる分野について、広く浅く知識を得るための本であるといえるだろう。

 「完全ガイド」と名がつくだけあって、扱っている内容は非常に幅広い。Webサイトの意義に始まり、HTMLの基礎知識、Web制作のワークフロー、インタフェース、アニメーション、動画や音楽、Webプログラミングにいたるまで、プロが実際に現場で培った知識や技術があますところなく解説されている。

   本書は分野別に7章に分かれている。それぞれの章が独立しており、かつ執筆者が異なるため、はじめから順に読み進めることも、知りたい章を先に読んでいくこともできる。解説には図や実際のサイトの画面写真が多く掲載されており、わかりやすい構成になっている。扱う内容は少し高度なものもあるため、すでにWeb制作を仕事としている人や、これからプロを目指す人に向いている。各分野の専門知識を得るには別途専門書が必要だが、概要を知るのであればこの1冊で十分だ。

   情報がただ並べられているのではなく、各執筆者の経験から得た理論や、情報収集に役立つWebサイトの紹介も多く、本書からさらに知識の幅を広げていくことができるだろう。(上野祥子)


ダメなWebデザイン―正解がわかる実践テクニック
エビスコム (エムディエヌコーポレーション 2002年09月)

   ユーザーに嫌われるデザイン、使いづらい・見づらいデザインなどに焦点を絞り、その解決策を示すというのが、本書のコンセプトである。

   30あまりの「ダメなWebデザイン」の例が、その原因別に「ページ」「テキスト」、「リンク/メニュー」、「画像/色」、「ウインドウ/フレーム」、「特殊効果」という6章に分類されて紹介されている。実際の画面を用いながら、具体的にどこがいけないのか、見開き2ページで細かく解説されており、その直後には、そのデザインをどのようにすればいいのかが、同じく見開き2ページで解説されている。

   ページ構成は非常にわかりやすい。まず、そのデザインが「ダメ」である理由を箇条書きで明確に示し、そのあと「ダメ」である部分がどこなのか画面を使って紹介し、そのページのHTMLはどのように書かれているのか、実際のソースの一部が紹介されている。最後に、これを解決するためのポイントがひと言でまとめられている。次ページの「解決例」も同様の構成になっており、比較しやすい。

   使い方としては、まず「ダメ」とされるデザインを見て、どこがよくないのかを把握したうえで解決策を見出し、実際に自分で解決してみて、それから解決例を見るというやり方をすると、サイト制作のよい練習材料として使えるだろう。本書の専用Webページからサンプルデータがダウンロードできるので、それを利用してみるのもよい。(上野祥子)


Sitelogy―ブランド戦略に基づくWebデザイン・ユーザビリティ教本
丸林 唯志 (自由國民社 2002年08月)


貼って使えるCGI&SSIデザインブック
Web新撰組 (秀和システム 2002年08月)


Webスペシャリストのための―情報デザインケーススタディ
Jules Yoshiyuki Tajima (翔泳社 2002年07月05日)

   本書は、Webサイト制作関係者にとってのバイブル『プロフェッショナルWebプロデュース』の著者による、情報デザインの入門書である。

   情報デザインという言葉は、ここに来てにわかに注目を集めている。これは、Webサイト自体が「とりあえず見栄えのよいものを作ればよい、存在すればよい」という「目的」から、何らかの目的を果たす「手段」へとシフトしていることを明確に表している。

   しかし、そのために何をどうすればよいのか、いまだ試行錯誤の段階であることもまた事実である。そもそも、世間で飛び交う情報デザインという言葉自体の定義があやふやであるがゆえに、混乱を増長させているのではないだろうか。

   まず、本書では情報デザインという言葉を定義するところから始める。そして、タイトルにもあるケーススタディという言葉のとおり、具体例を挙げながら、情報デザインの方法論を提示する。特に4章以降は「ワークフロー to make use of 情報デザイン」として、オリエンテーション、コンセプトメイキング、マーケティング、サイトストラクチャ、プランチェック、プレゼンテーションといった流れ、そして、それぞれの視点から情報デザインを考えていく。特にプランチェックでは、Webサイトの構築にとどまらず、製作会社経営の要点にまで踏み込んでおり、注目に値する。時折差し挟まれる「Column」には、著者がWebサイト構築のなかで感じた疑問から日米文化論までが、とりとめもなく書き記されているが、情報デザインを考えるうえで参考となる深い洞察が読みとれる。

   Webサイトを制作する目的やそこで扱う情報は千差万別であるため、必ずしもここにある方法論がすべてに通用するわけではないだろうし、時間の経過とともに風化していく部分もあるかもしれない。しかし、本書での試みを読者自身のケーススタディとすることで、より良い方法論への手がかりとすることも、可能であるはずだ。(大脇太一)


Webスタイルシート・デザインガイド (Webビジュアルガイドシリーズ)
エビスコム (エムディエヌコーポレーション 2002年06月)

 「スタイルシートは難しい」という印象を持っている人は、決して少なくないはずだ。HTMLをひととおり理解したあとにスタイルシートの勉強に入ろうとして、その記述方法や構造の違いに少し戸惑う人もいるかもしれない。本書には、そんな人たちのための工夫が随所に盛り込まれている。

   本書は12章に分かれている。「ページ設定」、「段落」、「イメージ」、「余白」など、実際にページをレイアウトする際の手順や要素別に章が分かれ、スタイルシートを学ぶというよりは、ページをレイアウトするという意識でページをめくり、自然に学ぶことができるように工夫されている。

   各章は「チュートリアル編」と「リファレンス&応用編」に分かれている。「チュートリアル編」では、サンプルとなるページを実際に制作する手順が紹介されている。ソースの内容が丁寧に解説され、それをブラウザで表示した結果も詳しく紹介されている。章を追うごとに同じページが装飾されていくので、スキルアップが実感できる。

 「リファレンス&応用編」では、各スタイルの詳細が解説されている。各ブラウザの対応状況はもちろん、サンプルのソースを掲載し、それが実際にブラウザではどのように表示されるのか、すべてのスタイルで紹介されている。サンプルはすべて付属CD-ROMに収録されているので、自分のパソコンで確認することも可能だ。スタイルシートを初めて学ぶ人には、とっつきやすい1冊であるといえる。(上野祥子)


Webデザイン必携
深沢 英次 (エムディエヌコーポレーション 2002年06月)


Web DESIGN レイアウトサンプル
内田 広由紀 (視覚デザイン研究所 2002年04月)


WEBモーションデザイン
(ピエブックス 2002年04月)


Webカテゴリ別デザイン&配色パターンガイド (Webビジュアルガイドシリーズ)
シーズ (エムディエヌコーポレーション 2002年03月)


Webデザイン明解ルールブック (MdN books)
(エムディエヌコーポレーション 2002年03月)


Webレイアウト見本帳 (MdN DESIGN BASICS)
矢野 りん (エムディエヌコーポレーション 2002年03月)


ウェブ・リデザイン―サイト更新を成功に導く総合戦略マニュアル
ケリー ゴトウ、エミリィ コトラー (エムディエヌコーポレーション 2002年02月)

   本書の内容をひと言でいえば「Webサイト制作マニュアル」である。といっても、解説しているのは具体的なHTMLの書き方や画像処理の方法ではなく、Webサイト制作のプロセスである。長年Webサイト構築に関わってきた著者の経験に基づく解説は、単なる理想論ではなく、非常に実践的なもので、説得力がある。仕事としてWeb制作を手がける人にとっては、うなずける部分も多いだろう。

   本書では、Webサイトを「リデザイン」する場合を想定した制作プロセスが解説されている。既存のサイトをリニューアルする場合に考えるべきこと、やるべきことが、具体例とともに詳細に示されている。第1章でプロセスの全体像が解説されたあと、第2章以降で実際の制作の流れに沿った具体的な解説に入っていく。制作の現場で起こるさまざまな問題を解決するにはどのようなプロセスを踏んでいけばよいのか、実際にそのままマネができるほど細かく解説している。特にクライアントへの対応に関する解説はとても具体的で、頼りになるのではないだろうか。各章の最後には「チェックリスト」がついており、実際に本書を活用しながら制作に取り組むこともできるだろう。

   解説されている内容は、本書では「コア・プロセス」と呼び、Web制作におけるさまざまな場面で応用できると著者は述べている。仕事としてWeb制作を手がけるすべての人に、最後の付録までぜひ読んでいただきたい。(上野祥子)


ゼロから始めるWebデザイン
高橋 晃 (西東社 2002年02月)


WEB DESIGNERS FILE
WDFアソシエーション、ミヤジマ タカフミ (翔泳社 2002年01月)

   本書がもつ独特の雰囲気は、Macintoshの画面を想定した個性的なデザインだけが理由ではなく、Webデザイナーたちのセンスがぶつかり合って生まれているものだろう。見ていると、自然と引き込まれていく。

   本書には、日本や世界で活躍する63組の日本人Webデザイナーが登場する。それぞれの簡単な自己紹介と経歴がある以外ほとんど解説はなく、仕事や趣味で制作した作品の画面が不規則に並んでいるだけだ。私たちが普段目にするWebページとは少々異なるアーティスティックな雰囲気のページも目立つが、ところどころにある仕事で制作したページには、機能的、実用的なデザインのページもある。しかし、どんなページであってもデザイナーの個性がどこかに光っている。そして、本書の最後にある各デザイナーの受賞、活動履歴を見ると、彼らのデザインが「認められている」のだということがわかる。

 「Webデザイナーの創作欲とライバル心を燃やす本」と、監修したデザイナーは言う。本書を読んで彼らに憧れる人もいるだろうし、もっといいものが作れると意気込む人もいるだろう。どちらにしても、読者の「クリエイティブな心」に影響を与えることは確かだ。「これが本当のWebデザイナーなのだ」と訴えかける、迫力に満ちた本である。(上野祥子)


Webデザインワークフローガイド―ビジネスに役立つWebサイト制作の流れと役割分担 (Webビジュアルガイドシリーズ)
COMPLEX (エムディエヌコーポレーション 2002年01月)

 「ホームページ制作」だけがWebデザインではない。ビジネスとしてのWebサイト構築に必要なさまざまな要素が、ここまで詳しく紹介されている本は、他に類を見ないだろう。

   企業Webサイトの構築に必要な技術や知識も多様となった現在、1人でクライアントのすべてのニーズにこたえることはだんだん難しくなりつつある。プロジェクトを結成して、Webサイトを構築する必要性が高まっているのだ。本書には、そのような大規模なWebサイト構築における、現場のノウハウが余すところなく紹介されている。本書は、Webサイト構築の流れに沿って「企画」、「設計」、「制作」、「運用」の4つのステップに分かれ、各ステップ内での作業の流れ、担当者の役割、取り組むうえでの考え方などが解説されている。「スケジュール管理表」や「チェックリスト」など、実際に作業で使うべきデータを用いた具体的な解説が特徴で、データは実際にサイトからダウンロードして業務に活用することもできる。見やすいインデックスがついており、特定の作業工程について調べたい場合に、辞書のように使うことも可能だ。巻末には、非常に丁寧な用語解説もある。

   制作会社でディレクターやマネジメントを行っている人はもちろん、個人でWeb制作をしている人にも、自分の役割を知る意味で役に立つだろう。仕事でWeb制作に関わる人にとって、作業をするうえの1つの指針となるだろう。(上野祥子)


速習Webデザイン Webデザイン基礎 (Quick master of web design)
境 祐司 (技術評論社 2002年01月)

   感覚だけではWebデザインができないということを、本書は教えてくれる。本書でいう「基礎」とは、「初心者向けの技術解説」という意味ではなく、「Webデザインの土台となる基本的な考え方」という意味であり、上級者まで役立つ内容だ。

   全部で8章に分かれた本書では、一貫してWebページ制作そのものに関しては言及されておらず、情報の整理法、作業の効率化、インタフェースデザイン、ユーザビリティ、アクセシビリティなど、制作前や制作中に考えなければならないことに焦点が絞られている。具体例を豊富にあげながらわかりやすく解説しているので、専門知識のない人でも読みやすい。特にスタイルシートに関する部分は、利用法を詳しく解説しており、今後のWeb制作のあり方として参考になるだろう。各章は数個の「レッスン」で構成されている。最後の練習問題は付属CD-ROMの素材を使った実習の形になっているものが多いが、ページ制作の問題はほとんどなく、考え方を問う個性的な問題ばかりである。独学でやろうとするとなかなかできない問題ばかりなので、ぜひ自分でやってみることをおすすめしたい。

   本書を読んで身に着くのは、Webデザインにおける技術や知識ではなく、心構えや考え方であるといえる。これからWebデザインをはじめようとしている人にはもちろん、すでに技術や知識がある人にもぜひおすすめしたい。自分自身のWebデザインに関する意識を、見直すきっかけとなる1冊ではないだろうか。(上野祥子)


ウェブデザイン事典〈02‐03〉
(日経BP社 2001年12月)


完全図解 プロのデザイナーが教える…Web制作テクニック133の鉄則 (CompuBooks)
太田 公士、永田 徳治郎 (すばる舎 2001年12月)


好感度を確実に上げるWebデザイン初級講座 (DESIGN BEGINNER SERIES)
内田 広由紀 (視覚デザイン研究所 2001年12月)

 「好感度の高いWebサイトは非常に少ない。その原因は案外簡単なところにある」。著者はこう断言する。本書は、「トップページの好感度を上げる」ということにターゲットが絞られている。デザインの専門知識がなくても理解できる易しい解説が特徴だ。

   はじめに、好感度の高いWebページに必要な3つのキーワードとして「らしさ」、「歓迎感」、「造形的完成度が高い」が挙げられている。続いて、それらを満たすためにはどのようなことに気をつければよいか、「レイアウトスタイル」、「情報量」、「タイトル」、「配色」、「画像」、「レイアウトの完成度を上げる」という6つの観点から解説されている。

   解説には、実際にデモとして制作されたページの画像が多数使われている。文字数は少なく抑えられており、読むよりもまずは見て体験するといった感じの構成だ。好感度の低いページと高いページを比較し、どの部分を改善すればどう印象が変わるかを実感することができる。各章にある「Review」では、いくつかのWebページの中から問題文に合致するものを選択する練習問題が用意されている。本の内容を理解していれば回答は難しくないだろう。

 「好感度を上げるために必要なことは、専門家でないと分からないような特別なことではない」と著者は言う。ちょっとしたことを意識するだけでWebページの印象は大きく変えられるのだ。「Webデザイン」という言葉に少し身構えてしまっている人に、本書をおすすめしたい。(上野祥子)


BBS RE-DESIGN BOOK - Perl/CGIによる掲示板をリ・デザインしよう![CD-ROM付き]
馬渡 徹郎、足立 裕司 (翔泳社 2001年11月20日)

   BBSのCGIプログラムを学ぶことにより、Perlの基礎を習得しようという意図で書かれた1冊。全体は大きく5つに分かれており、CHAPTER-00「紹介」ではデザイン性にすぐれたBBSの紹介、CHAPTER-01「設置」ではCGIプログラム設置の準備と設置方法、CHAPTER-02「解読」ではコードの解説、CHAPTER-03「改造」ではBBSに便利な機能を付加する方法、最後のCHAPTER-04「付録」では、CHAPTER-03までに学んだプログラムのコードがまとめて掲載されている。

   初めてPerl/CGIにチャレンジする方には、Perlのコードを丁寧に解説したCHAPTER-02「解読」が役に立つ。ここでは、スカラー変数にはじまり、サブルーチンの呼び出し方、条件分岐(if文、if、else文、if、elsif、else文、unless文)、ロック処理、配列、for文、ハッシュなどが、サンプルコードとともに解説されている。Perl/CGIの基本的なコードはこの部分を読めば簡単にマスターできるだろう。

   タイトルの「RE-DESIGN」にひかれて購入を検討している読者は、いきなりCHAPTER-03「改造」を読むといい。ここには、改造の基本である初期設定の変更方法や新着マークの表示方法(更新情報を知らせるのに便利)、投稿された記事データに不備があったときにメッセージを出す方法、二重投稿の防止、入力データのサイズ制限、不適切文字の入力制限、悪質な投稿者を排除するアクセス制限など、さまざまなテクニックがサンプルコードと画面写真入りで紹介されている。

   なお、付属のCD-ROMにはBBSで使えるアイコンやロゴ、サンプルプログラムなどが収録されている。こちらも併せて利用するといいだろう。Perl/CGIの入門書としても、BBS作成のテクニック集としても活用できる、頼れる1冊だ。(土井英司)


Dreamweaver4/Fireworks4 StudioによるWebデザインワークフロー (SCC books)
鷹野 雅弘 (エスシーシー 2001年11月)

   プロとしてWeb制作の仕事をしている人、趣味で個人ページを作っている人のどちらにもわかりやすく、役立つ1冊としておすすめしたいのが本書である。

   本書は4章に分かれている。PartIではWeb制作をしていくうえで必要な知識に関する概論が述べられている。とくにDTP関連のワークフローと比較した解説が多くなっている。また、アドビ製品(Photoshop、Goliveなど)とマクロメディア製品との比較も詳細に解説されている。PartII、IIIでは各ソフトの操作方法が解説されている。DreamweaverとFireworksの解説が交互に出てくるが、両ソフトの連携のしやすさをきちんとおさえた流れのよい解説で、混乱することなく読み進められるだろう。PartIVでは、実在する企業サイトのリニューアルのワークフローに沿って各ソフトの活用法が解説されている。ブラウザやOSによる表示の違い、配色の考え方、ユーザビリティへの配慮など、サイト制作の際考えるべき事柄がよくまとめられており、すでにWeb制作の仕事をしている人にも参考になるだろう。

   制作していくうえで選択に迷う問題に関しては、筆者がどういう理由で何を選んだかをきちんと記載するなど、非常に実践的な内容となっている。「個人向け」、「プロ向け」とはっきり分けることのできる解説書が多いが、本書はその中間に位置する本であるといえる。プロを目指す人にも読みやすい1冊だろう。(上野祥子)


XHTML時代のWebデザインバイブル
Ann Navarro (オーム社 2001年11月)


業種別 世界の優れたWebsiteコレクション
(ピエブックス 2001年11月)


Webデザインの基本―超ビギナーのパソコンQ&Aムック (MYCOMムック―Q&Aと図解でわかる保存版シリーズ)
(毎日コミュニケーションズ 2001年10月)


現場の必須テクニックWebデザインの仕事術 (現場の必須テクニック)
伊藤 弘行、横井 弘之 (毎日コミュニケーションズ 2001年10月)

   Webデザインは、仕事としてはまだ新しい分野であるといえる。各自が手さぐりで自分なりのワークフローを確立している現状のなかで、実務としてのWebデザインに必要な技術、知識、考え方をまとめた本書は、画期的な本であるといえるだろう。

   本書は、7章で構成されている。最初の2章はWebデザインに必要な知識や考え方について解説され、残り5章は実践を含めた技術的な部分の解説となっている。まず、第1章では、実務としてWebデザインを行うにあたっての考え方やポイントが、ほかの本では見られないほど詳細にまとめられている。チームで仕事をしていくうえでの心構えや、プレゼンテーションを成功させるポイント、プログラムとの連携の基礎知識など内容は多岐にわたる。第2章ではデザインにスポットを当て、制作していくうえでのルールやタブーについて解説されている。第3章以降では、Webデザインに必要な各ソフトウェアを使って、実際にグラフィックやアニメーション、Webページを作成する方法が解説されている。使用するソフトはPhotoshop、Flash、Dreamweaverを想定しているため、これらの操作がある程度わかっていれば、操作解説に従って本書の例と同じものが簡単に作成できる。

   本書は、Webデザインを業務としてすでに行っている人や、今後そのような仕事に就きたいと思っている人にとくにおすすめしたい。業務マニュアルのような位置付けで活用できるのではないだろうか。(上野祥子)


ウェブ・レイアウト ― ウェブのための効果的なレイアウト (Design〓directories)
ジェリー・グレンライト (グラフィック社 2001年09月10日)


Webインターフェイスデザイン・ガイド (Webビジュアルガイドシリーズ)
シーズ (エムディエヌコーポレーション 2001年09月01日)


Now Loading…―WEBデザイン・ベストサイト
アイヴァン ヴァルタニアン (デザインエクスチェンジ 2001年09月)


Webページでひときわ目立つロゴ&バナーの作り方・飾り方―押さえておきたい基礎知識から他に差がつく画像処理のテクニックまで (Web制作&デザイン実践講座)
佐藤 信正 (メディアテック出版 2001年09月)


ウェブデザインの教科書
(日経BP社 2001年09月)


ノープロブレムなWebデザイン らぶ&そうっす!
宮川 千春、I&D (エクシードプレス 2001年08月)

   本書は、雑誌「design plex」の人気連載を単行本にまとめたものである。ポップな印象の表紙とは対照的に、高度な技術を必要とするWebページばかりが登場するが、先生(著者)と生徒が会話をしながら作成する形式になっているので、楽しく読み進めることができる。

   ターゲットは、「HTMLはわからないが、PhotoshopやIllustratorの使い方は知っている」というユーザーである。DTPなどですでにデザインの仕事をしている人に向いている。HTMLがまったくわからない「生徒」が、AdobeのソフトGoLiveを駆使してインタラクティブなページを作っていく過程を紹介している。

   本書では、第1章からCGIを使った掲示板について解説しているが、基本的なWebページについてはいっさい解説されていない。CGIやDHTMLを使ったページや、LiveMotionやFlashを使ったアニメーション、iモードページなどを「HTMLを知らなくても作れる」というコンセプトで紹介しているのだ。

   しかし、まったくの初心者が本書だけを読んでページを作成するのはやはり難しい。読んで「こんなWebページを作ってみたい」と思えれば、本書の目的は達成されたといえるだろう。高度な技術が必要なページでもこんなに簡単に作れることを知り、Webページ作成の入口に立てるという意味で、おすすめできる1冊である。(上野祥子)


DREAMWEAVER/FIREWORKS/FLASH Webデザインスーパーテクニック
広田 正康 (ソーテック社 2001年07月)


GoLive5.0によるWebデザインワークフロー (SCC books)
鷹野 雅弘 (エスシーシー 2001年07月)


JavaServerPages詳解―動的なWebコンテンツをすばやく作る技術 (Open design books)
(CQ出版 2001年07月)


ミュージック・ドットコム―ウェブデザインの最新トレンド 音楽サイトのすべて
(グラフィック社 2001年07月)


DREAMWEAVER WEB DESIGN BOOK ver.4J
土岩 史幸 (翔泳社 2001年06月)


eビジネス成功への道 Webサイトづくり成功の秘訣―チェックポイント250
ISTWebデザイン研究会 (共立出版 2001年06月)


FIREWORKS WEB DESIGN BOOK ver.4J
rocketdesign (翔泳社 2001年06月)


Flash5ではじめるインタラクティブサイト―WebデザインからActionScriptの活用まで
中島 哲郎、Media Studio ODDJOB (日経BP社 2001年06月)


Web DESIGN 配色サンプル ― for Web safe color
内田 広由紀 (視覚デザイン研究所 2001年06月)

   Webページを作るときに、最初の印象を決めるのは「色」である。本書は、Webページの配色を決める際のイメージ作りに役立つ本である。

   Webの場合、OSやブラウザの違いにあまり影響されない色は、モニターで見られる1600万色以上のうち「Webセーフカラー」と呼ばれる216色しかない。このような制限のなかで色を決めるのはなかなか難しい。本書では、その手助けとなるよう、この色だけを使った配色サンプルを実際にページへレイアウトした状態で一覧にしている。文章を使った解説はほとんどないので、サンプルを見てどう判断するかは読者に委ねられている。

   サンプル掲載の前に、「Webカラーチャート210色」という表が掲載されている。本書オリジナルのもので、15のトーンと24の色相に各色を分け、見やすく表示したものである。本書のサンプルは、これをもとに作成されている。ベースとなるトーンと色相ごとにページサンプルが並べられているが、すべての組み合わせの中から美しい配色だけを抜き出して掲載している。初心者が使っても失敗の少ない色には印がついており、この色を使えばある程度自然な配色ができる。また、配色のイメージを比較しやすくするために、サンプルページのレイアウトや内容をほぼ統一している。同じような内容のWebページでも、配色が違うとイメージが大きく異なることが実感できるだろう。

   本書の最後に、「配色を決める手順」や「配色サンプルの使い方」など、実用的な記事も掲載されているので、参考になる。(上野祥子)


速習Webデザイン DREAMWEAVER〈4〉 (Quick master of web design)
境 祐司 (技術評論社 2001年06月)


Webサイトナビゲーション プロフェッショナルガイド − 目的のページに導くデザイン&構築手法
ケン・クープランド (IDGジャパン 2001年05月15日)

   Webページを見ることは、ごく日常的なものになった。ホームページをつくる者は増え、Webデザイナーという職業も浸透した。しかし1枚のアーティスティックなページのインパクトだけでは、数千ページを超えるサイトの情報を管理できない。美しいグラフィックに加え、双方向的インタフェースとレスポンスの良い工業デザインがWebデザイナーには求められている。

   そこで、「Webサイトナビゲーション」という「Web機能に不可欠な要素」を知らなければならない。
   著者は言う。
 「現在、ナビゲーションは単なる曖昧模糊としたコンセプトではなく、サイトの成否を決定付ける大きな要素となっている」

   本書には作例のグラフィックとURL、サイトマップ等が載っている。一部サンプルには、色づかいが若者ならまだしも、日本の企業が受け入れてくれるのか?と思われるものや、データの重いものも見受けられるが、あくまでナビゲーションの参考書であり、ブロードバンド時代がすぐそこに来ていることにも留意したい。

   IDGジャパンから大判の黒い装丁で出ているシリーズは本書で4冊目。1、2冊目は基本Webグラフィックデザイン、前作はサイトマッピング。このシリーズはページデザインから大規模なサイト中で必要な情報を取得するための技法へと順を追って参照できる。(デジタルハリウッド講師 染谷 昇)


戦うWebデザイン―制約は創造性をはぐくむ
ジェフリー ヴィーン (エムディエヌコーポレーション 2001年05月01日)

 「サイトの良し悪しを決めるのは何か?」「Web技術を正しく使っているのだろうか?」といったWebデザイナーが直面する疑問や不安への答えが、本書から見出せる。

   本書の1ページ目には、「Webの世界を覗いて『どうやって?』ではなく『なぜ?』と考えたすべての人に、この本を捧げる」と書かれている。めまぐるしく変化するWebの世界のなかで、新しい技術を目にするとすぐに「どうやって?」と考えがちな読者たちに、まずここで喝を入れている。

   8章に分かれた本文では、Webデザインという考え方が生まれた背景を最初に解説した後、インタフェース、サイトの構造、ユーザーのシステム環境への対応などの各要素を視野に入れたWebデザインについて論じている。有名なポータルサイトなどを細かく検証しながら、親しみやすい口調で理論を展開している。

   ヤコブ・ニールセンの『ウェブ・ユーザビリティ』が「理想論」だとするなら、本書は「現実論」といえるかもしれない。「すべてのユーザーがサイトを見られるようにすべき」と論じるのではなく、「なぜすべてのユーザーに見せる必要があるのかを考えてからデザインすべき」と論じているのである。

   オールカラーのカラフルな構成だが、仕事としてWebデザインを手がけている上級者向けの本といえるので、初心者には何が書かれているのかわからないかもしれない。多少読み進めるのが難しい部分もあるが、本書から新しい何かを発見できるだろう。(上野祥子)


Adobe GoLive Webデザイン・テクニック―あらゆるテクニックを駆使して、Webデザインを極めよう! (MYCOMムック―Mac fan special)
(毎日コミュニケーションズ 2001年05月)


Dreamweaver4 start to master (Webdesign start to master series)
水澤 聡 (ソフトバンククリエイティブ 2001年05月)

   Dreamweaverはプロの間で浸透しているソフトだが、初めてWebページを作ろうという人でも本書を読めばチャレンジできる。

   本書はChapter01からChapter12までの12章に分かれており、その内容はインストール手順からDHTMLを利用した動きのあるページ作りまで、多岐にわたる。Chapter01では他社製品についても解説されているので、まだソフトを持っていない人には参考になるだろう。Chapter02では、WWWのしくみやWebでのカラー定義など、Webページを作る際に必要となる基礎知識がまとめられている。

   Chapter03からは実際のページ制作の解説に入っていく。解説には画像が豊富に使われており、文字による解説は極力抑えられている。また、HTMLを知らない人のために、新しい言葉や概念が出てくると、その解説をしてから操作説明に入るという親切な構成をとっている。ブラウザによるページの動作や見え方の違いも随所で解説されており、参考にすればどのブラウザでも大きな違いの出ないページを作成することができる。

   Dreamweaverは決して初心者向けのソフトではないが、Webページを作り続けたいという人なら、本書を片手に挑戦してみてはいかがだろうか。(上野祥子)


ウェブ・カラー www.colour (Design〓directories)
ロジャー・プリング (株式会社グラフィック社 2001年04月25日)

 「自然界に赤は存在しません。真の赤はFF0000だけです」という書き出しが、この後の個性的な展開を象徴している。まずここから「人の目には色がどう見えるのか」という解説に入る。電磁スペクトルや人の目の構造図まで用いて、人の見る「色」についてさまざまな観点から解説している。Webの色を考えるなら、ブラウザやOSやモニターの違いよりも、まずページを見る「人」から考えなければならないという発想には、なかなか及ばないものだ。

   Webページを見る環境は、人によって異なる。すべての人に自分の意図したとおりの色を見せるのは、ほぼ不可能に近い。しかし、知識と工夫があればそれに近いことは可能である。これを実現するために、Webページ作成の過程でどのような処理をすればいいのか、詳しく解説している。Web作成で用いる代表的なアプリケーションの画面を具体的に取り上げ、比較している点にも注目したい。

   最終章では、「ショーケース」と題して、特に効果的に色を使っているサイトを100ページ以上にわたって紹介している。ここで紹介されているサイトは、個性的かつ見やすいものばかりである。1つのサイトに1ページ以上を費やし、解説も細かいので、プロの目から見た「良いWebサイト」を知るいい機会になるだろう。

   本書は、初心者からプロまで幅広い層に受け入れられるだろう。「きれいなホームページを作りたい」と思う人にはおすすめだ。(上野祥子)


Adobe GoLive5プロフェッショナル・ウェブ・デザイン
future brain project (ソーテック社 2001年04月)


Dreamweaver4+Fireworks4 Webデザインfor Windows Macintosh
仲田 玲子 (秀和システム 2001年04月)


Paint Shop Pro 7Jでウェブデザイン―Windowsで本格的な画像編集 (Jasc公認公式ガイドブック)
アンディ シャフラン、ロリー・J. デイビス (エムディエヌコーポレーション 2001年03月)


Webデザインのためのデジタル色見本帖
土橋 敬彦 (オーム社 2001年03月)


Webデザイン超入門―自分に合った“コンセプトWeb”を作るために (CompuBooks)
太田 公士 (すばる舎 2001年03月)


なりたい!Webデザイナー―Dreamweaver4、Fireworks4&Flash5この一冊でスピードマスター
樋口 誠、中嶋 裕之 (ソシム 2001年03月)


速習WebデザインPhotoshop6.0 (Quick master of web design)
インフォメディア (技術評論社 2001年03月)


フォトショップロゴ+ウェブデザインブック
池田 裕之 (翔泳社 2001年03月)

   本書は、初心者がPhotoshopでWeb用の素材を作りたいと思ったときに開くと役立つだろう。内容は9章に分かれているが、これらは大きく2つにまとめることができる。

   前半4章ではPhotoshopの基本操作とPhotoshop6.0で新たに追加された機能について重点的に解説されている。本書が初心者に最適である理由は、基本操作の解説の後に必ず「LESSON」という項目があるためである。ウィンドウズに慣れていない人を考慮し、「新規作成」「ファイルの保存」から練習できるようになっており、実際にその操作を行った後の画面を、段階を追ってほぼすべて掲載している。「LESSON」のあとには「HINT」がついていることがあり、実践に即した知識が得られるようになっている。「LESSON」で具体的な操作を覚えた後、「HINT」で知識をつけると、「Photoshopをかじった」状態よりも一歩進むことが可能になるだろう。

   5章から9章までは、具体的なロゴやWeb素材の作成手順が掲載されている。Photoshopでのロゴ作成の解説本は数多くあるが、本書ほど詳しく操作手順が書かれている本は少ないと思われる。前半で操作にある程度慣れておけば、初心者でも見栄えのいいロゴの作成が可能だろう。Web素材の作成機能についても、基本的な部分から丁寧に解説されている。Web制作では重要なテクニックである「透過GIF」「GIFアニメーション」「ロールオーバー」などの作り方が、Photoshop6.0の新機能をフルに活用した形で紹介されている。

   Photoshopに対して苦手意識を持っているが、質の高いロゴやWeb素材を作りたい人は、本書の情報量の多さを乗り越えれば、実現できるだろう。(上野祥子)


ノンデザイナーズ・ウェブブック〈2001〉今日からはじめるWebデザイン
Robin Williams; John Tollett (エムディエヌコーポレーション 2001年02月01日)

   大好評だった前著『ノンデザイナーズ・ウエッブブック』の続編。出版社が変わり、名称も若干違っているので紛らわしいが、間違いなく同じ著者によるものである。
   本シリーズの特長は、デザインの基礎がわからない人でもWebデザインの何たるかがわかるよう、要所要所を押さえてわかりやすく解説している点。本書でも、色の使い方や構成など、Web作成に必要なデザインの基本をひと通りマスターできるようになっている。テキストベースで作られているサイトの基礎やタイプトリートメントについて詳細に述べるなど、多くのWebデザイン本と比べ、Webユーザビリティの視点が盛り込まれているのも特筆に値するだろう。
   前回と比べて変わったのは、サンプル画像やチュートリアルが増え、見やすくなった点。特にチュートリアルは操作画面が掲載されており、実用的なつくりとなっている。また、巻末には特別付録としてオリジナル用語集もついている。
   何となく感性にまかせてページのデザインをしてしまっている人、気がつけば使い勝手の悪いサイトを作ってしまっている、という人にはぜひおすすめしたい1冊だ。(土井英司)

Web DESIGNベストコレクション1000 (デザインハンドブックシリーズ)
(視覚デザイン研究所 2001年02月)

   本書では、著者がたくさんのWebサイトの中からデザインの優れたWebページを1000選び、ひとつひとつのデザイン的な長所を解説している。それぞれのサイトのURLも掲載されているので、実際にモニターに表示して見ることもできる。

   ユニークなのは1000のサイトの分類方法である。さまざまな業種を100に分類し、見開きで表示することで同業他社のサイトと比較できるようになっている。仕事でWebページを作る際に同業他社のサイトデザインの傾向を知る意味で、価値のある分類方法といえる。また、各分類において見栄えのするデザインとそうでないデザインの例を挙げ、どの点がよい(悪い)のかわかりやすく解説している。

   企業のWebデザインを考えるうえでの要素の1つとして、「トップページの第一印象」がある。本書で注目したいのは、「トップページで使われる配色・レイアウト・フォントが、伝えようとしている内容に合っているかどうか」ということだけに焦点を絞ってサイトを選定しているという点である。同じ著者の書籍に『わかりやすくて効果的Webデザイン基礎講座』があるが、本書はここでの理論をもとに編集されているので、あわせて読むとよりわかりやすいだろう。

   本書を参考にレイアウトや配色などを考え、今回本書では触れられていない要素である「ユーザビリティ」に優れたサイトを心がければ、よりよいサイトデザインが実現できるのではないだろうか。(上野祥子)


Webデザイン―Adobe GoLive5.0&Photoshop6.0
守屋 一於 (ソーテック社 2001年02月)


Adobe GoLive 5.0で作る先進のWebデザイン (アスキームック)
美縞 ゆみ子、有馬 あきこ、河村 政雄 (アスキー 2001年01月)


Adobe LiveMotionがわかるとWebデザインに強くなる―描画の基本からすぐに使える効果的なアニメーション制作まで
A.e.Suck (メディアテック出版 2001年01月)


FLASH WEB DESIGN BOOK ver.5J
DESIGNSCOPE! (翔泳社 2001年01月)


速習Webデザイン FLASH5
境 祐司 (技術評論社 2001年01月)


Webデザイン-プロフェッショナルガイド Vol.2
リチャード ダニエルソン (IDGジャパン 2000年12月04日)

ハイレベルなWebサイトのデザインというと、Flashによる色彩豊かなアニメーション、サウンドを伴った高度なインターフェイスのナビゲーションが定番である。この本はそういった要素を持つ優れたデザインのWebサイトを全米から80点あまりピックアップしている。
Flashアニメーションのサイトで失敗したものは、重くて前置きが長い、ただのイライラの原因に過ぎなかったりする。だが、本書では映画のOPムービーのように、ワクワクさせるデザイン、グラフィック、キャラクター、カラーを持ったものばかりを紹介している。
また、複雑かつ膨大になっていくサイトを、それも英語がわからない状態で見て回り、目的のコンテンツを探し出すのは至難のわざであるが、本書ではFlashなどによる高度なナビゲーションの構築により、すんなりと誘導されてたどり着けるサイトも紹介している。
とにかく、本書はこれからWebデザイナーを目指すクリエイターの参考書としてはもってこいである。というのは、これまでのデザインの「見せる」だけの世界と違って、Webは双方向のコミュニケーションであり、新しい手法を開拓していく分野である。ゆえに既存のデザイン関連書物はある程度以上は役に立たないことが多いからだ。
本書はVol.2であるが、タイポグラフィー(文字デザイン)、カラーコーディネート、ナビゲーションでの優れたサイトを紹介するVol.1も発売されているので、併せて参考にするのも良いだろう。(デジタルハリウッド研究所 主任研究員/専任講師 深野暁雄)

デザインを変えずに表示が速くなるWebサイトのダイエット―ファイル軽量化からページレイアウトの裏技まで
佐藤 信正 (メディアテック出版 2000年12月)


A Better Design Webページ リ・デザインブック
山本 容子 (毎日コミュニケーションズ 2000年10月)

 「よいWebデザインとは」という問いに、誰もが納得できる答えはないのではないだろうか。そんな難しい問いにあえて著者なりの明確な答えを出したのが、本書である。

   著者は5年前から独学でWebデザインを始め、現在有名なデザイン会社「キノトロープ」で活躍するデザイナー。1、2章では、雰囲気作りのちょっとした工夫や、失敗したときの対処法など、著者の経験を生かしたWebデザインテクニックの数々が紹介されている。

   本書のメインコンテンツとなっている3章の「Webページの大改造」では、改造前と改造後のページを並べて比較し、改造までのプロセスが詳細に解説されている。おもしろいのは、改造の対象となっているページのほとんどが個人サイトということである。改造前のページは、個人サイトによく見られるデザインばかり。筆者は問題点を箇条書きで示し、改造のポイントもはっきりと述べている。たしかに、見比べるとその差は歴然。同じサイトがここまで変わることに、衝撃を受けるだろう。

   著者の意見や方法とは違った考えをもつ読者もいるかもしれない。しかし、著者の言葉を借りればそれは「それほど驚くべきことではない」。Webデザインに対する考え方は一人一人が違って当然であり、自分の信じたやり方でデザインをしていくことが一番正しいのだと著者は主張する。本書を教科書にするのではなく、センスや技術を磨くひとつのきっかけにすることが、もっとも効果的な利用法と言えるだろう。(上野祥子)


WEB DESIGN MANUAL SIDE‐A/SCRIPT編
足立 裕司 (翔泳社 2000年10月)


WEB DESIGN MANUAL SIDE‐B/TOOL編
足立 裕司 (翔泳社 2000年10月)


Web Hits!
(デザインエクスチェンジ 2000年10月)


ウェブデザイン事典〈2001〉
(日経BP社 2000年10月)


カタログ+Webグラフィックス―衣・食・住の商品カタログとそのホームページ特集
Jun Yonami (ピエブックス 2000年10月)


DREAMWEAVER & FIREWORKS―プロフェッショナル・ウェブ・デザイン
future brain project (ソーテック社 2000年09月)


Webページデザイン
定平 誠、楠本 真司、兼平 敦、華山 宣胤 (オーム社 2000年09月)


わかりやすくて効果的 Webデザイン基礎講座 (DESIGN BEGINNER SERIES)
内田 広由紀 (視覚デザイン研究所 2000年09月)


ウェブタイポグラフィ―インターネットのためのタイポグラフィ (Design〓directories)
ロジャー プリング (グラフィック社 2000年09月)

   著者が始めに「シートベルトをご着用ください」と述べているように、本書はWebサイトデザインに関するさまざまな話題を、驚くほど早い展開で取り上げている。

   1章では、Webでの文字の扱いについて歴史的観点も含めて理論的に説明している。Webで情報を伝える際の中心となる以上、文字の扱いは必ず知っておく必要があるが、ここでは最低限必要な基本的概念が簡潔にまとめられている。

   2章では、文字を扱うテクニックについて解説されている。画像を多用し、そのテクニックの実現方法を非常に詳しく解説している。1章を見ると本書が理論書だという印象を持ってしまうのだが、2章でその雰囲気は一変し、まるでWebページ作成のハウツー本のように感じられる。

   3章、4章では、企業や個人サイトを画像を交えて紹介、長所短所をはっきりと解説している。3章の「ショーケース」では、各サイトで使われているフォントを具体的にあげている。また、使われている文章の内容や文字の配置にどのような効果があるのかを解説している。4章の「見てはいけないウェブサイト」では、皮肉を交えながらかなり強い調子で問題点を指摘している。そのすべてが実在しているサイトと思われるが、実在するサイトの欠点をここまで指摘している本は日本ではあまりない。これは洋書の翻訳版ならではと言えるだろう。

   本書は広く浅い知識が得られる本と言える。特にWebとは違う分野でデザインにかかわっている人は、「Webデザインの常識」の正しい知識が得られるのではないだろうか。(上野祥子)


Dreamweaver/Fireworks StudioによるWebデザインワークフロー (SCC Books)
鷹野 雅弘 (エスシーシー 2000年08月)


ドリームウィーバーウェブデザインブック
土岩 史幸 (翔泳社 2000年07月)


webdesign.book for freeway―Freeway3.0Jのためのウェブデザインブック
オブスキュアインク (エクシードプレス 2000年05月)


ウェブデザイナーのためのDREAMWEAVER3&FIREWORKS3―チュートリアル形式で学ぶウェブサイト構築の方法
杉山 敦 (エーアイ出版 2000年05月)

   タイトルだけを見て、「1冊でお手軽に2つのソフトが習得できる本」と思ってはいけない。そういった本は何冊か出ているが、1冊で済まそうとしている分、機能についての説明が広く浅いものになっている傾向がある。しかし本書はそれらとはまったく違ったものである。

   本書では、1つのWebサイトをDreamweaverとFireworksを活用して作り上げていく過程を紹介している。Web用のグラフィックを作り、それをHTMLに埋め込み、最終的にサイトにアップするまでの流れを追いながら、操作方法を解説していく。付属のCD-ROMは本書を読みながら操作できるようになっており、両ソフトの機能をすみずみまで使えるように配慮されている。

   ソフトの機能はわかっても、それをどんなときにどのように使うのかを知らなければけっきょくは使うことができない。そういう点で、実際の操作に基づいた解説をしている本書は、今までソフトを持っていてもあまり活用していなかったユーザーにとって「目からうろこが落ちる」本と言えるのではないだろうか。

   実際の制作ではDreamweaverとFireworksが交互に使用されることが多いため、本書でも2つのソフトの解説が制作手順に従って交互に出てくる。そのため、わからないときに何かを調べるといった用途には使えない。しかし、両ソフトの操作をある程度知っていて、もっとレベルアップしたいというユーザーであれば、本書は少なからず役立つことだろう。初心者向けの機能解説本を読んだ後の「2冊目の本」としてぜひおすすめしたい。(上野祥子)


WEBデザイン・エッセンシャルズ
マリア ギディス; アニタ デニス (エムディエヌコーポレーション 2000年03月01日)


GoLive4.0によるWebデザインワークフロー (SCC books)
鷹野 雅弘 (エスシーシー 2000年03月)


FLASH WEB DESIGN BOOK
DESIGNSCOPE! (翔泳社 2000年02月)


Webデザイン―Adobe GoLive4.0 & Photoshop5.5
守屋 一於、花田 堅一 (ソーテック社 2000年02月)


ImageStylerクイックWEBデザイン
電視郎 (アスキー 1999年09月)


Webデザイン・シークレット
ディーク マクレランド、カトリン アイスマン (日経BP社 1999年09月)


Webデザイン―プロフェッショナルガイド
ジェフ カールソン、グレン フリスマン、トビー マリーナ (IDGコミュニケーションズ 1999年03月)


リンダ・ワインマンWebワークショップ Webデザイン解析編
リンダ ワインマン; Jon Warren Lentz (エムディエヌコーポレーション 1998年12月01日)


ウェブカラー配色ガイド (desk side series)
園田 誠、JKC Webデザイン研究室 (情報管理 1998年10月)


ホットワイアードスタイル―Webデザインを進化させる10の発想
ジェフリー ヴィーン (デジタルハリウッド出版局 1998年09月)


めざせ!Webデザイナー (めざせ!デジタルクリエイターシリーズ)
鋤柄 よしこ (IDGコミュニケーションズ 1998年07月)


ウェブデザイン・ハンドブック―創造型ウェブマスターになるために
佐々木 博 (エーアイ出版 1997年10月)


かんたんイントラネットパックfor UNIX―PerlでつくるCGIデータベース
建築システム ウェブデザイン部 (アスキー 1997年04月)


わかるFrontPage97入門―究極のパーソナルWebデザインツール
阿部 一義 (ソシム 1997年03月)


クリエイターが遊ぶWebデザイン―インターネットホームページメイクアップキット
川名 和子、清水 康之、鋤柄 よしこ、大西 すみこ、かわはら たかし、笠居 聡宏、菅原 明彦、飯田 HAL (秀和システム 1996年09月)


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